内容説明
経営者・リーダーに求められる究極の資質は「1決断の質が高い 2人間への理解が深い 3本質をとらえる力がある」である。
これを身に付け、人間力の次元を高めるのに不可欠なのがリベラルアーツ(教養)である。と言っても、カバーする分野は余りにも間口が広い。いかにタイムマネジメントが得意な人でも、すべての教養に触れることは不可能である。
そこで本書では、忙しい経営者やリーダーの方に向けて、まず、三つの資質を養うのに不可欠な「哲学」と「文学」に絞って紹介する。その理由は、哲学によって「思考の力」が磨かれ、文学によって「感受性」が深まるからである。哲学者16人、文学作品11を取り上げている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shinya
19
「経営者の」と題打ってあるが、どの人が読んでもいい本だと思った。本書は「文学」と「哲学」に主軸を置いている1冊である。 哲学の分野ではの6分野に分け、他の本でも取り上げる人だけでなくマイケル・サンデルや日本人の荻生徂徠なども取り上げてる所が違う点だと思う。 文学の分野はシェイクスピアに多くの紙面が割かれている。 筆者曰く、シェイクスピアには人間の普遍性が垣間見えるとのこと。 また、グローバルリーダーたちは例外なくシェイクスピアを読んでいるとのことで しでも土俵を同じくするなら読むべきかと思った。2018/07/16
☆ツイテル☆
3
フライヤー2022/08/16
takao
3
ふむ2021/01/06
☆ツイテル☆
2
フライヤー2021/05/20
シモネッタ
2
本屋さんで何気なく手にした。それは探してたものの、となりにあって偶然、目に入ってきた一冊。本書は哲学と文学に絞っているが、ソクラテスやマキアベリ、荻生徂徠、世阿弥など、はたまたシェイクスピアからボッコちゃんまでと幅広い。リベラルアーツの基は「読書」という要素が重要と説く。すべてに解説がわかりやすく、構成も工夫されている。経営者だけでなく、万人に生き方を示唆させてくれる。本に声をかけられて始まる読書もある、そんな一冊でした。2016/04/25