内容説明
予言された12番目のタイムトラベラーであることが判明したグウェンドリンは、タイムトラベル能力の調整のために行う“時間消化”中に、若き日の祖父に出会った。絶好のチャンスとばかりギデオンや〈監視団〉のメンバーには内緒で、ルーシーとポールがクロノグラフを盗んで逃亡した謎を解明しようと画策する。クロノグラフが12人のタイムトラベラーの血を読みこんだとき、いったい何が起きるのか? そしてグウェンドリンに固執するサンジェルマン伯爵の思惑は? ドイツで100万部突破。大人気のタイムトラベル・ファンタジー3部作、第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rin
61
二人の関係は一進一退といった感じ。お互いがお互いに振り回されているなぁという感じ。二人の関係も気になるけど、今回は何と言っても、ガーゴイルのセメリウスがいい味を出していた。最初はグウェンにとってどういう存在になるのか不安だったけれど、彼女のためにしっかりと働く姿が頼もしい。組織の謎も、怪しい人物もいて危機感を持たなければいけないなかで、ついつい思考がギデオンに向かってしまうグウェン。そんな彼女を心配して必死に動き回るレスリーとセメリウスがとっても素敵だった。不穏な空気も漂っているので次が気になります。2017/11/12
さつき
59
古き良き少女漫画みたいな世界。グウェンドリンになり切って、ドキドキ読み耽りました。グウェンドリンとギデオン、ルーシーとポール、2組のタイムトラベラーが、それぞれ別のタイミングで同じ時間に現れるのがスリリング!頭がこんがらがる感覚が楽しいです。2019/09/15
りょうこ
35
超面白かった!やっばい!完全に自分はハマった(笑)ギデオンのツンデレがwwレスリー良い子だなぁ。このまま一気にラストの3作目行きます!2016/03/24
小夜風
34
【所蔵】面白かった~♪1巻の始めから未だ1週間くらいしか話は進んでいないのに、恋ばながグイグイ進み過ぎて、こういう場面を入れないと若い子に読んでもらえないのかな~なんて勘繰ってしまったのですが(笑)、ちゃんと意味があったことに少しホッと?しました。ギデオンのツンとデレのギャップがあり過ぎて、グウェンドリンの揺れ動く感情が痛いくらい伝わってきて、切なくなりました。おばちゃんから見たらギデオンはまだまだ子どもだな~って思うのだけど、惹かれてしまうのもよく判る。うちの高1娘も絶対好きそう(笑)。2016/05/25
ゆう
33
タイムトラベラーの系譜三部作の真ん中。いやいや、ギデオン!シャーロットはどうしたんだ!早いな!!そして頑固にも程がある!でもってグウェンは恋愛脳になりすぎてるし、ジリジリするわぁ。誰かちょっとでいいからグウェンの暴走を止めてぇ!本筋とはあんまり関係ないけど、気になったのは日本の作家について会話してるくだり。ハルキ・ムラカミはいいけど、ヤマモト・カワサキって何よ。書き方からしてヤマモトが名だけど、ヤマモトて…それはさすがにねぇ(笑) 〔映画版『サファイア・ブルー』の感想:ギデオン急に髪みじかっ!!〕2018/08/21