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内容説明
ウェブ2.0、クラウドコンピューティング――。ネットには次々と新技術が生まれるのに、日本ではなぜか、なかなかビジネスに繋がらない。その理由は、グーグルが提供する検索エンジンや広告ツールに依存し、アマゾンのトップページやレコメンド機能を表面だけ真似して満足する、そんな企業が多すぎるからだ。自社の本来の強みを忘れ、ユーザー意識が抜け落ちているビジネスがうまくいくはずがない。iモード成功の立役者が、ネットビジネスの本質を指し示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
432
タイトルに惹かれて在米日本人から、ひと山いくらで買った本。初版の日付を見てがっかり。生き馬の目を抜くこの業界で、2009年刊行はあまりにイタい。ところがざっと読み終わってあまり古さを感じないのに驚いた。日本のIT業界、このときすでに成熟していたということか。SNSのあり方やマーケティングの手法、学ぶことは多い。2020/06/06
ダンボー1号
10
2009年発行 スマホ普及前夜の国内ネット企業事情。筆者のいいたいことはわかる。 が、アプリの売り上げ手数料をグーグルアマゾンに納めプラットフォームを制覇されハードも世界では売れなくなったのは iモード全盛があだになったのでは? と自分は思っているが 筆者の立場ならiモードの国内普及に満足せず日本発OSの世界普及をやってほしかった。「今振り返ると「iモードに満足しスマホ対応に遅れた筆者」とも読める気がする2017/08/02
baboocon
8
ドコモのiモードを立ち上げた夏野剛氏による、日本のウェブビジネスの批評。タイトルは煽りくさいが、書いてあることは至極全うな意見。ウェブでもリアルでも、ビジネスの本質は変わらないのに、ウェブビジネスを立ち上げただけで終わってしまったり、自社の既存のビジネスがウェブに侵食されることを恐れている経営者が多すぎる。←これ、どこかの某経済新聞なんかもピッタリ当てはまりますね(笑)2010/09/29
hexen
5
タイトルに釣られたが、内容があんまりない本。自分の会社は恵まれているほうなのかも。ドコモか東京ガスにいたときの不満が、言葉を変えて書いてある。たぶん広告の人向きの本かな。僕には時間の無駄だった。残念。2010/06/10
gokuri
3
ネット社会における企業の事業の進め方、取り組み姿勢のヒントを夏野氏がいらだちを持ちながら語っている。経営者や幹部が消費者やユーザーのネット活用や動向を把握していることが重要なのだ。2015/02/28