- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
見栄を捨て、自分だけの幸せを手に入れる。
他人と比べない。競争しない。妬まない。「自分のため」の金銭感覚の身につけ方
収入に応じた生活なんて、幻想。「家賃は月収の3割」は信じなくていいし、クレジットカードは最低ランクで問題ない。ビジネスクラスやグリーン車にわざわざ乗る必要はないし、時計と靴で上質な男に見せるなどまったく無駄でしかない。収入がいくらになろうが、金銭感覚はいつも一定にしておくこと。これが、穏やかで幸せな人生への第一歩だ。
本来、誰かと競争なぞせず、超個人的に尺度を持っておけばよいものが「金銭感覚」であり、「経済状態」なのだ。本書は、「衣・食・住」から「人間関係」「お金の管理」「恋愛・結婚」まで、見栄のために消費することの無意味さ、無駄のないお金との付き合い方を自らの体験と具体例をふんだんに出しながら伝授。自分だけの金銭感覚が身に付き、劣等感にまみれた感情からも自由になれる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
63
以前この著者の『ウェブはバカと暇人のもの』を読んで教わる事が多かった。以来この著者を何と無く信用している。普段から節約を余儀なくされている私。この著者でなかったらこんな節約本は読まなかっただろう。読むと著者が案外金持ちの高所得者なので、内容的に裏切られた気分になる人もいるだろうが、その基本的な主張には同感する。金銭感覚を一定にして見栄消費をしない。住む所のレベルを上げると生活レベルが全て上がってしまう。伴侶は金銭感覚が似た人。プレゼント、人は案外物を欲しがっていない。全て尤もである。読んで損はなし。2016/04/14
kum
29
節約と言うよりも「金銭感覚」の話。一度リッチな暮らしに慣れた人は生活レベルを下げるのが難しい。見栄を張ったり誰かと競争するのではなく、収入が多くても少なくても自分の中で一定した金銭感覚を持っておくことが大事(そしてその金銭感覚が合う相手と付き合うべし)というのはよくわかる。節約の話ではないが、会社は2人でやるのがちょうど良いという話は興味深かった。その理由は、サボれない、派閥が生まれない、背負うものが少ない。さらにその相手は異性が良い理由は、嫉妬しにくいから。なるほど、どれもわかる気がする。2021/05/24
ケロコ
27
【図書館】なるほど、中川さんはとても意志の強い方である。このように節約すればお金はなくならない。ケチで見栄をはらないこと。今年は私もそこを意識して節約に励もうと思う。2018/01/03
ひなぎく ゆうこ
23
“意識の低い自炊のすすめ”が、なかったので手にしたのが こちら。自身の金銭感覚、預金・投資など書き綴られています。なるほどそうかも、と思ったのが「パートナーは金銭感覚の合う人がいちばん!」2021/01/12
baboocon
22
文章からすると著者はけっこう稼いでいそうだが、収入が増えてもあまり生活レベルを上げるなということかな。特段節約しているという風でもないので、タイトルはやや誤解を招きそう。著者が仕事上で関わった人達の金銭絡みの話が興味深かった。2016/03/17