内容説明
建築家の筆者が「60歳からの人生をどう生きてゆくのか?」「身の丈にあった必要十分な家とは?」「60歳になって本当に自分が住みたいと思える家とは?」を考え、出した答えが本書です。アメリカ映画に出てきそうな、シンプルなフラットハウス(平屋)――「60(ロクマル)ハウス」と名付けたこの家は、老後に暮らしやすいだけではなく、人生を積極的に楽しみ、自宅にいながらバカンス気分を味わえる家でもあります。いま50代~60代前半の人々は、アメリカンカルチャー全盛期の70年代に青春を過ごし、ライフスタイルへのこだわりが強い世代。彼らがリタイヤを迎えるとき、家にも新しい視点が必要になってくるはず。まだまだシニアと呼ばれるには早すぎるオヤジたちが共感できる、家づくりのアイデア満載の実用エッセイです。第1章 60歳は身の丈にあった住まいの考えどき第2章 60歳からの家と新しいライフスタイルを考える第3章 60歳にちょうどいい平屋「60(ロクマル)ハウス」第4章 60ハウスの快適オプションと外構について第5章 建築家が教える家づくりに役立つ話第6章 実際に建てるには第7章 人生を味わう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
67
築年数の経った自宅をリフォームか建て替えかと悩む年代。著者は1000万あるなら(土地も)新築のほうがいいという。『500万円で家を建てる』の著者。実際は現在は500万円では難しいらしいですが。著者の提案する60ハウス、いいとは思うけれど、ウチの敷地の形では無理。でも、ハウスメーカーや工務店ではなく建築家に頼んでみたいという気にさせられる。家の話以外に、コタツロケで作成する年賀状の話や50万円くらいの中古車を次々乗り換えるとかの話が面白かった。ミニクーパーいいですね。45万w(゜o゜)w 2016/07/10
ochatomo
10
1000~1500万円で建て替えられるコンパクトな平屋「60ハウス」、外構を含めて紹介し、工務店や建築家へ依頼して実際に建てる流れもわかる 終章『人生は味わう』はエッセイ 2016刊2024/02/27
noby
8
大洋村の「畑付き別荘」が思い浮かぶ。50代前半建築家が提唱する老後の理想ハウスは理解も賛同もできるが、ではこれが建つかというとなかなか難しい。ベーシックプランでも最低40坪以上であり、ホビールーム等加えると50坪以上必要となる。これは隣地が理想的状況である場合と思われ、必然的に都市近郊でも難しく、それなりの田舎暮らしを前提とするはず。定年退職後に初めて家造りを考えたお父さんには親和性が高いものの「田の字プラン」はこれまでの夫婦のあり様によっては難しい。後半わりと思い出本になっちゃっててイマイチ。 2016/09/24
Kentaro
6
ダイジェスト版からの要約 かつて60歳で退職した人が最初に行うことのひとつが、自宅をリフォームすることだった。現在は65歳定年の会社が増えているので必ずしもそうではないが、60代のリフォーム需要は結構ある。60代は退職金というまとまったお金があり、体の自由が利くうちに立て替えたい。家の一部を新しい家に組み入れることもできる。かつて奮発してオーダーした無垢の一枚板で作った玄関ドアや床の間に鎮座していた床柱、古い家なら立派な梁など、今の家で思い入れがあるパーツを新しい家に取り付けるのだ。思い出を持ってゆこう。2018/04/10
るるぴん
5
前に読んだ湯山本と内容が被るが、自分のライフイベントによって家を住み替える発想は良い。立派な家を建て一生住む、孫子に引き継ぐ・・と考えず、親世代で処分して買い替え、または管理のラクな小さめの平屋に立て替えなどすれば、ニートや空き家問題、親の大量ゴミ問題の解決のきっかけになるかもとある。家が簡素な方が将来的に売る時にも売りやすいとか。住居数の多い集合住宅より気楽で、ある程度の趣向を盛り込め自分仕様にできる、必要最低限の簡素な1000万円住宅を筆者はおススメしている。なんかちょっとした夢のある本だった。2023/01/24
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