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内容説明
長い眠りについていた城郭が、ふたたび戦場となる時が来た。外国船からの防備のために五稜郭や品川台場など、西洋式の要塞が建造される。幕長戦争から戊辰戦争にかけては、小倉城や姫路城、そして会津若松城などが砲火に晒された。さらに維新後は士族の反乱や廃城令により、萩城、熊本城などが失われてゆく。全国約40の城郭と要塞が辿った運命を描き、日本人にとって「城とは何か」を考察する。古写真多数掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
り こ む ん
27
要塞→権力の象徴→旧政権の遺物→無用の長物→精神的シンボル、支え→文化遺産。幕末から明治維新を向かえ、城は価値観を変えられ今に至る。事細かでは無いけれど、各城が時代を経て、幕末~明治をどう乗り越えてきたかが、分かり、面白い。長野に五稜郭があるなんて、知らなかった!移築され、遊廓にされてた櫓とか、明治天皇に救われた城。失われて始めて分かる価値ってあるよな。廃城令、過失、災害、戦争で失われた城郭。文明開化、西洋化の波の中で、仕方がなかったのかな…2015/03/11
Toska
7
城郭史でも幕末維新史でも真正面から取り上げられることの少なかったジャンルで、目のつけどころが素晴らしい。五稜郭など過渡的な近代要塞も重要だが、やはり旧来の「城」に対する人々の執着が興味深いと思った。幕末ギリギリの段階で実現した前橋城再建を領民が熱望したエピソードや、維新後の城の取り扱いをめぐる士族の反発等々。敗戦時に自ら城を焼いてしまうケース(小倉城など)もあり、改めて当時の城が持つ求心力を認識した。いつ頃からそのような心性が定着したのだろうか?幕藩体制250年の中で浸透?2022/01/10
アメヲトコ
4
幕末から維新にかけて、動乱に備え整備される城、無用の長物として二束三文で売られる城、権威の象徴として生き続ける城など、さまざまな城の運命を追ったもの。世界遺産姫路城にしても、新国宝松江城にしても、かなり危機一髪だったこともわかります。上田城の櫓が一時遊廓の建物に転用されていたという話は、イメージとしての城という問題を考えるうえでもとても面白い。2015/05/17
Hiroki Nishizumi
2
単なるお城の紹介ではなく、それにまつわる背景や歴史をコンパクトに、それでいてポイントは深く説明しており面白かった。松山藩や柳川藩の経緯は漠然と聞いたことがあったが、初めて良く理解出来た。この著者良いよ。2016/03/11
ポニョ駅長
2
大名たちの統治機構・防衛の要・権威の象徴として多くは江戸時代初頭に築かれた城郭。 泰平の時代が終わり、幕末・維新の動乱で激戦の舞台(小倉・会津若松・熊本)、廃藩置県で地域の中心性を失った城(萩)、不平士族の心を折るために壊された城(柳川)、空襲に遭う城(名古屋)と多くの城郭・天守閣が失われる中、 降伏することで守られた城(伊予松山・姫路)、住民・権力者によって守られた城(松江・彦根)と様々な城のドラマ。 現存していればさぞ立派だったと思うと勿体無く感じ、後世に残した人の苦労が偲ばれます。2016/01/27
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