内容説明
「──ねえ、こんな話を知ってる?」 この町では、古風な黒電話がそこかしこに置かれている。そんな黒電話の向こうには、『カタリベ』と呼ばれる黒いフードを被った謎の人物がいた。 噂話の怪異。 それが『本当のこと』になるこの町で、『カタリベ』の黒い糸に導かれた少年と少女は、今日も奇妙な謎解きに挑む。 それは、『噂の語り替え』のために開かれる、すこし不思議なお茶会。 郷土を愛する皆様、この噂話を紐解くときは、お茶請けに甘いものをお忘れなく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
29
【★★☆☆☆】ざっくり言うと主人公たちが安楽椅子探偵的なポジションでお茶会(と言っても和気あいあいとしたものではないが)しながら謎解きという、題材が現代民話な量産型メディアワークス文庫作品ですね。 登場人物がほとんど動かない上に文章が平坦で読みづらい、何より作中のあらゆる面で説得力が不足しているため、ライトミステリどころか冗長な茶番劇を延々と読まされているようでした。 ハルと久路の設定や伏線がまるで機能していないため物語として非常に薄っぺらに感じるし、よほど雰囲気が合う人じゃないと正直読むに厳しいレベル。2014/10/12
ううち
27
設定や雰囲気が凝っていて、ノスタルジックで不思議な空気感漂うお話でした。もっとゾゾッとする噂話があっても良かったかな。お茶菓子が美味しそうで、そっちに気を取られてしまった(^^;;2014/10/14
瀧ながれ
27
謎めいた街で謎めいた人たちが、よくわからないことをしていて、ずっとなんの話なんだろうと思いながら読んだ。不思議な空気感は嫌いじゃないので、時系列順にして、巻末のエピソードを冒頭に置いたら、キャラクターに愛着がわいていたかもしれない(わかないほうが神秘的でいいのかもしれない)。2014/08/03
しずく
24
カタリベはいいキャラをしていて、すごく読みやすかったのですが、ハルが気に入らなすぎる……。あと推理途中でぶっこまれる食レポは必要なかったです。ストーリーは割と好き。ただ飽きるけど。「物産展とデパ地下巡りは、楽しかった?」カタリベは超好みだなぁ(二回目)お金に余裕あれば次巻も買いますレベルでしょうか。この本の為に…!っていう程の斬新で心惹かれる訳ではなさげ。何となく批判的になってしまいましたが面白さは平均的な物語だと思います。カタリベは好き(三回目)あまり☆で評価したくないけど、あえていうなら★★★☆☆です2014/08/01
miroku
23
謎は謎のまま。漠とした雰囲気が良い。メディアワークス、やはり侮りがたし!2014/12/13
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