内容説明
六四五年、大王家と蘇我氏の敵対から飛鳥の地は権力をめぐる戦乱に突入した。中大兄皇子と大海人皇子の兄弟も、骨肉の争いに身を投じる。兄弟二人の寵愛を受け運命に翻弄される額田郎女は、惨劇の背後に不穏な影を見た…。呪咀を以て倭国を統べらむ――大化の改新を影で操る“黄泉皇子”の正体とは? 異色の伝奇歴史推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃも
11
乙巳の変から壬申の乱を舞台に、大王家から権力を奪還しようと画策する葛城勢力の暗躍の物語…というところでしょうか。好きな時代ではありますが、ずぅーっと暗雲が垂れ込めているような感じで暗く重くおどろおどろしく途中くじけそうになりました。がしかし、黄泉の皇子の正体を知った時は、やられた感あり納得感ありでテンション爆上がりしました。2023/04/30
チャック
2
実は完読していません。 あまりにも気味悪いので、止めよう 止めよう と半分近くまで読みましたが、結局放棄しました。 感想は? 気味悪く わけわからないストーリーでした 2018/04/28
李那
1
中大兄皇子、大海人皇子、額田王が登場するミステリー(?) 最後の最後まで黒幕がわからなかった。 2002/01/10