内容説明
「ポストiPad」や「ポストYouTube」の視覚的イメージの文化事象が、そのメディウムからジャンル定義、産業基盤、ビジネスモデル、創造性……などなど、あらゆる局面においてそれまでとは違う、大きな変化にさらされている。
このような現状においては、「映画批評」「テレビ批評」「ゲーム批評」……などといったこれまでの個別のジャンルに特化した批評や研究の語り口だけではその多様で流動的なイメージのありようを捉えてゆくには不充分である。
より柔軟で多様な視点から、今日の視覚文化の見せるさまざまな動きを俯瞰的にすくいとる視覚文化批評。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はすのこ
8
野獣先輩について考察しているのは本書だけ!!2016/04/24
hobby no book
2
メディア系サブカルの最近の話題にかいつまんで触れるにはそれなりに楽しめる内容だったけれど、それぞれに対してはそれほど関心が深まるような論考ではなくて、著者陣が若手なこともあってか小粒な感じも否めなかった。巻末に作品ガイド的なものがあるのは参考になるかも。2016/01/02
愛楊
1
2015年出版。序章と第一章、第六章のみを読了。淫夢論は、価値観の逆転に触れている(=カーニバル的価値の転倒;p.342)点は評価できるが、「概説」とだけあって批評に踏み込めていない。ゲーム実況論も然りである。ドゥルーズ的な生成変化を動画批評の道具にできるというアイデアを提示した渡邉大輔の第一章の論は興味深いものであった。2024/03/31
riexkawa
1
視聴文化批評の導入部分としては凄いわかりやすい。ただ、深く考察している訳ではないのが難点。野獣先輩論が読めただけで最高でした。イキスギィ…!!2020/03/01
あんすこむたん
1
導入には十分すぎるが、深い議論をしたものにとってはやや不満の残るものではないだろうか。ここでないと扱えないものをしているのものや興味深いものもあるが、平凡に感じるものもある。2018/02/08
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