アレー! 行け、ニッポンの女たち

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アレー! 行け、ニッポンの女たち

  • 著者名:こかじさら【著】
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 講談社(2016/03発売)
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  • ISBN:9784062199377

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内容説明

「女性が輝く社会」なんて、きれいごとのお題目。 男女雇用機会均等法が制定されてから30年も経つのに、ちっとも生きやすくならない世の中で、すり減り疲れ切った女たちが、ある出会いを縁に、ランニングの楽しさ、他人(ひと)を応援することの素晴らしさを知り、人生に立ち向かうエネルギーをつかんでいく。2016年、最も元気が出る小説。読めば、あなたもきっと走りたくなる。そして、大声で応援したくなる。

目次

第1章 「がんばれ!」は人のためならず
第2章 寿退社の傷
第3章 人寄せパンダのプライド
第4章 崖っぷち女の42.195キロ
第5章 負け犬からのエール

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユザキ部長

121
アレー。多分フランス語で「行けーがんばれー!」の意。僕らは社会に出ると競争を求める。なぜなら人は喰わないと生きていけない。喰っていく為に仕事をする。でもやがて他者と比べるでもなく蹴落とす事でもない本当の敵、自分自身に負けない事に気がつく。その苦しさを存分に味わい楽しむ。人々はそんな姿勢を自然と応援したくなる。自分がやってきた事を認めてくれる。マラソンは人生の楽しみを教えてくれる 。お互いの存在を確かに。2016/06/10

美登利

100
爽やかで読みやすかったです。理不尽な理由で25年以上も真面目に勤めた会社から、退職勧奨された未婚アラフィフのかすみ。趣味の教室で出会った仲間のマラソンの応援から始まる、幾つもの縁の物語。会社の上司のやり方が汚くて読んでるだけでも腸が立つなんてものじゃなかったけれど!私もかすみと同じようにマラソンが苦しいだけのスポーツにしか思えなかった頃もあったし、まだ走りたいと言う気持ちにはならないけれど、様々な事情を抱えた女たちが互いに支え合いながら進むこの物語に途中込み上げてくるものがありました。スカッとしました。2016/06/20

ゆみねこ

79
理不尽なリストラで四半世紀勤めた会社をクビになったアラフィフのかすみが、しぶしぶ引っ張り出されて東京マラソンの応援をしたその日から大きく変わって行く。とても読みやすく、共感出来ました。応援する人もされる人もどちらも素敵でした。2016/06/29

ちゃんみー

57
ただただ走り出したくなる。(私はとーっても遅いけど、そんなことは関係ない)。そしてランナーを応援したくなる。(応援されると俄然頑張っちゃうタイプです。エントリーできなかった大会には応援に行ってみよっか)。金払ってまで苦しい思いして走るってことに理解できなかった過去の私がいましたが、今はそんなことありません。身体を動かしたいって思ってる人、読んでみましょうね。小難しい事はなにも書いてなく面白かったですよ。2016/08/18

おかだ

48
がんばれ!その言葉に何度も胸が熱くなる。東京マラソンで友人を応援したことがきっかけでマラソンを始めた主人公、勢いでメドック・フルマラソン参加を決意。会社を辞め再就職は決まらず停滞していた彼女の人生が、動き出す。正直、走るの苦手な私がここまで「走りたい!」という感情を掻き立てられるとは…。走る人、走る人を精一杯応援する人達、みんなが羨ましくなる。前向きな力に満ち溢れた、素敵な作品だった。2017/10/03

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