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内容説明
成功するためには、飛び抜けた発想力も、優れた決断力もいりません。本書では経済学が用いる手法をもとに、頭をすっきりさせて、誰でも合理的で最適な判断をくだせるヒントを伝授します。ロジカルシンキングを超える新しい発想法とは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
20
2012年12月の本。ラジオでお目にかかる飯田先生の本。経済学ではなく、経済学で使う手法を例に「思考の型」を伝える。おっしゃられることは理解できる。乗数効果、論理再現性、反証可能性などの経済用語だけではなんのことかさっぱりわからないが、本書のように砕いて説明していただければ理解できる。さて、次に何を読むかが問題なのか?2021/03/02
ヨミナガラ
16
“1年後の100万円は5%割り引いて考える(今貰う95万円と同価値だと考える)ということは、今95万円貰うためならば5万円を払ってもよいということ”“割引率が大きいならばせっかちな人”“割引率が高い人は「将来の充実」よりも「現時点の快楽」を優先する”“統計的な傾向として、肥満・喫煙・借金には相関関係があることが指摘されています。その共通要因が割引率”“双曲割引〔…〕近い将来のことは大きく割り引き、遠い将来のことはそれなりの率”“すぐにばれる嘘をつく人がいるのも双曲割引の問題にも通じるかもしれません”2014/07/16
ほじゅどー
13
★★★★★経済学と言うと文系の学問と思ってしまいがちだが、本書を読むと用いる手法は理系の自然科学と相通じるものがあることがよく分かる。さらに言えば、合理的な人間の損得感情、不安、リスク、時間感覚が及ぼす影響まで学問の対象にしている。経済学は理系出身者の必修科目だと思った。それにしてもこの本、新書にしておくにはもったいないなぁ〜。2013/11/01
Yuichiro Komiya
11
人生における様々な問題解決のための、思考のためのツール、思考のパターンを経済学をベースに説明している。局所最適を避けるために視野を広げる話、行動しなかったことで損をする機会費用の話がためになった。ネットで時間を潰す度に、もっと有効に使えたはずの時間を損していると思ったら、ちょっと落ち込んでしまうなあ。2016/09/22
mattu
11
思考の型は片隅に置きながら考えることが大切。だが、型にハマり頭でっかちにならないように現実を見つめなければいけないですね。2016/08/16