内容説明
高級ブランド品よりも小さな贅沢。海外旅行よりもショッピングセンターやアウトレットでプチ遠足気分を味わう。IKEAやコストコが家族で出かけたい場所No.1だと胸をときめかせて語る彼女(妻)たちこそが、マス・マーケットの輝ける主役であり、今の日本経済を動かす存在でもある。著者は、この消費行動をデフレ社会が生んだ「遠足型消費」と指摘し、これからの新しいビジネスのあり方と幸福な生き方を探っていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
36
「朝日新聞出版から出している新書なのにこんなに軽い本でごめんなさい。」と最後に書いてあったけど書き下ろしなのになぜに「お父さん」をターゲットに書いたのか?新書版だから? 「お父さん」は読まないと思う。 LEE世代だけどLEE世界とは程遠い生活。マートは存在もしらなかった。マスキングテープの流行の発端は初めて知ったけどマステは大好き❢ コストコのピザもパンも好きだけど会員になろうとは思わない。H&Mは質が悪過ぎてどーも。 結果埼玉が一番で落ち着いてたけど私も同感。2015/06/28
壱萬参仟縁
31
非日常感(18頁)。 キラキラ消費。 話し言葉で書かれている。 コンサマトリーとは自己充足的、 身近な関係や幸せを大切にする 価値観(118頁)。 SNS普及で、クチコミマーケティング が流行(160頁~)。 いいね! 以外にも「だめだね・・・」 とかボタンがあってもいいんだが。 共感マーケティングは、感度の良い人を 取り込むのがポイントという(164頁)。 知識を調整して統合する力が重要な 時代(212頁)。 2014/08/20
犬こ
23
2011年の本なので、当時ブームだったコストコ、イケヤ、H&M、都市郊外アウトレットモールなどを総じて、遠足型消費について。物が売れなくなったと言われつつ、マスキングテープや、ゴパンなど生活必要外のモノは売れるとのこと、これは今も同じかも。バブル以降の消費者の移り変わりなど、いろいろ為になりました。2017/02/05
ふろんた2.0
18
買い物をレジャーの一つと捉え、消費のキラキラ感を楽しむ。2010年当時でもう古びてはいるんだけど、今のトレンドもこういう体験があって生まれているんだろうな。2017/06/16
ごへいもち
18
面白いこともいろいろ書いてあったけど軽さを売りにしているような文体に最後までズレを感じた2012/06/16