内容説明
武田信玄がその才を見抜き「わが両眼の如く」と認めた戦国随一の智謀の将は、武田滅亡後、信濃の一武将でありながら常にその動静が注目される存在となる。誰よりも強く天下を渇望し、死してなお家康を畏怖させた男の波乱の生涯。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
2
父幸隆に勝るとも劣らない知将。やはり武田軍の知将と言えば、信玄は置いといたら真田父子と思う。超弱小勢力なのに天下を窺う気概は素晴らしいというか、そこまで自分を信じることができるのが凄いの一言。昌幸を読める良作でした。2011/02/20
イチ
1
★★★★一冊の短い中にも、上田決戦なと真田昌幸の魅力がたっぷりと書かれてあった。関ヶ原の隙に、天下を目論んだ二人の天才昌幸と官兵衛の誤算は、関ヶ原の合戦が1日で終戦したこと2014/11/28
やすいさん
1
真田ってこんなに強かったのか。しかし戦好きな人だなあ。そして滅びゆく武田がなんとも悲しく描かれてる。2012/06/15
一城別郭
1
言わずと知れた[信繁]の父ちゃん。幼い頃より武田信玄に仕え、徳川軍を二度退けた戦国随一の知将。世間的には真田と言えば[幸村]ですが、私的には[幸隆]、[昌幸]です。活躍の場所が地元に近いし、関係した城も結構見に行ってます。上田城、真田本城、岩櫃城、箕輪城、名胡桃城、など行った城を思い出しながら読んでます。また、地図と城の資料を見ながらよむと楽しさ倍増です。2010/03/30
TEDDY曹長
0
ご存知、大阪の戦で大暴れした真田幸村の親父さん、昌幸を描いた作品。武田家においては外様でありながらも、信玄にあれだけ愛され信用された武将を描いてます。しかし鬼の様に強い武将だったんだなぁっと今更ながらに感嘆。2014/01/24