内容説明
浄土真宗本願寺派の僧侶であり、京都大学付属病院小児科で子どもの精神科領域の診察を行う医師である筆者が、精神科医としての雑感、僧侶になるまでの出会い、仏教カウンセリングやビハーラ活動などの活動事例を通して、問題の多い現代社会を生きるヒントと、誰一人逃れることができない死の受けとめについて語る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まめお~
3
父購入本。こういうタイトルにも弱い。著者が僧侶で医師、実家近所の京都教育大学の教授というのも購入理由だろう。講演でも聴いたかな。子どもの精神科がご専門。日々の診察やカウンセリングのこと、僧侶になった経緯を語る上で欠かせない母親や生い立ち(名前【ヒサヒサ】の謎)、仏教とカウンセリングの絡み?が主な内容。前半はお子さんの発達に悩むお母さんに役立つ情報かもしれない。元気なうちに「死」について十分考えることが大切と説く。それでも歳をとるほど死にたくなくなる・・父を見ていて実感^^;1.5時間で読了。2014/11/15
Osamu Matsutani
0
30歳になって,そろそろ死んでいく自分を真剣に考えないといけないなと思うようになりました."いつでも"死ぬはずなのに,"いつか"死ぬと解釈して,死から目を背けてしまう.死ぬことを考えるからこそ,生きている時間が充実し,今ご縁のある人やものへの感謝の思いを強く持てるようになるのだと思う.2017/03/22