内容説明
「三顧の礼」「泣いて馬謖を斬る」「水魚の交わり」「白眉」――私たちが日常使う言い回しの中に、「三国志」由来のものが数多くある。歴史書である『三国志』と小説『三国志演義』の多彩な登場人物の名場面やエピソードから、乱世を生き抜くリーダーたちの知恵と計略を学ぶ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
10
この本も60分では読めません(苦笑)。また、有名な話ばかりではないので三国志の内容をある程度知っている人じゃないと読む進めるのに苦戦するかも…。私が興味深く読んだのは「袁紹の部下として悲運の最期を遂げた沮授」の話。袁紹が鈍臭いので見切りをつける部下もいたのに、沮授は最後まで留まり袁紹をもりたてようとした。が、それでも袁紹は沮授の策や計をほとんど用いなかった…。自分を沮授と重ねてみてしまう部分があります(苦笑)。私も沮授のように敗者となるかもしれませんが、そうなったらその時考えます。って手遅れか…(汗)2021/12/28
noko
4
60分で、とありますが、とても60分では読めません。歌舞伎に関羽の演目があると知りませんでした。劉備は根無草で、かなりの年齢50代まで入蜀できずにいた。曹操は文武両道で詩人でもあった。曹丕もなかなか切れ者。しかし曹操も曹丕も部下に好かれていた感じが、微塵もない。劉備と孔明のような義理堅い感じが無く、魏はドライな人間関係。夏侯惇と曹操だけは情を感じるも、親戚なんだっけ?中間に三国志のヒーローたちとまとめられていて楽しい。呂布の裏切りの連続についてもまとめられていて、彼らしい最後。2025/08/10
カワセミ440
3
狩野直禎先生は知らなかった方ですが、面白かった。ヘンに誰かに肩入れしてない冷静な視点なのが良いと思う。(劉備とか曹操とか孔明とか思い入れの強すぎる方が多いからね)三国志演義にとらわれすぎていない三国志の解説が面白かった。他の本も読んでみようか。2018/03/16
ロバーツ
1
久しぶりの三国志関連書籍。60分では読めなかった。2024/12/30
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