ちくま新書<br> 本当の経済の話をしよう

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ちくま新書
本当の経済の話をしよう

  • 著者名:若田部昌澄【著】/栗原裕一郎【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 筑摩書房(2016/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480066787

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内容説明

長引くデフレ不況で「失われた20年」から未だに脱することのできない日本。この異常事態にもかかわらず「本当の経済の話」がなされていない。本質をとらえない議論がまかり通っているのだ。そこで経済学のエッセンスを「インセンティブ」「トレード・オフ」「トレード」「マネー」の四つに整理。よりよく生きるために必要な経済学の思考ツールの使い方を懇切丁寧に伝授する。わかりやすさに定評のある気鋭の経済学者と、シャープに切り込む評論家が展開する。知的でスリリングな対話式講義。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

29
書は、経済学の基本概念である、 ・インセンティブ(何かをするための動機づけ) ・トレードオフ(あちらを立てればこちらが立たず) ・マネー(富の仲介手段) を説明しするために 各界の著名人の著作を例にあげています。 ・マイケル・サンデル氏 ・中野剛志氏 ・飯田泰之氏 ・浅川芳裕氏 ・ポール・クルーグマン氏 ・岩田規久男氏 など、キラ星のごとく並んでますが、 評価は、一律ではないので、お気をつけださい(笑)2012/10/19

佐島楓

17
対談形式になっており、完全な入門書ではないものの、読みやすい。TPP賛成論者の意見を聞けただけでも収穫。今後は行動経済学を掘り下げてみたくなった。2012/11/02

小鈴

16
栗原雄一郎の痒いところに手が届くツッコミが心地いい。経済学をやっていたら当たり前すぎて疑問に思わないようなことを色々聞いてくれるので、経済学を学んだことがないものは読み進めると経済学の世界観がわかってくるだろう。経済学的発想が分かりにくい人はゼロサム思考が染み付いている人だ。お互いが得するという発想。経済学はモラルや価値判断を入れず、トレードオフを見極め費用と便益から判断する発想。「マネー」については、日本の金融政策史であり、日銀史だ。勉強になりました。2020/06/27

jj

8
12年刊。現日銀副総裁若田部氏(早大教授時代、評論家栗原氏との対談)。インセンティブ、トレードオフ、トレード、マネーの基本的経済学や幸福論、格差論、行動経済学についてを対談形式で分かり易く解説。またFRBと日銀文学の神髄対比は素直に笑える内容。現在の日銀副総裁の立場は運命?2019/12/28

yamikin

8
対談本って文字起こしするだけだから量産できるし(内田樹とか東浩紀とか?)、著者が有名だと絶対そこそこ売れるからラクをしたい出版社や編集者が飛びつきがちなんだけど、こんな風に異色同士を対談させるとこんなに面白くなるんだ!と感動しましたよマジで。人文系やJ社会学しか読まない私大文系が経済学という新たな世界に飛び込むためにこれ以上の橋渡し本はあるのだろうか。合理的経済人を前提とした経済学批判や農業がつぶされる!と嘆くTPP批判、これらの批判は聞き飽きたあなた!今度はそれらに対する反論をに耳を傾けてみませんか?2013/06/12

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