新装版 台湾人と日本精神

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新装版 台湾人と日本精神

  • 著者名:蔡焜燦【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 小学館(2016/03発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093798723

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内容説明

愛日家・蔡焜燦の名作、待望の単行本を電子化!

2001年に小学館より文庫版として刊行された本書は、著者の日本への愛情ある叱咤激励が読者の共感を集め、現在まで14版を重ねた超ロングセラー作品です。
日本の統治下で「日本人」として青年時代を過ごした著者は、終戦後に中華民国の支配下に置かれた台湾で“中国人”として長い時を過ごしてきました。その「2つの時代を生きた台湾人」として、日本統治下での精神的教育を評価し、中国の腐敗を批判する論旨は、現在の日中関係を考えるうえで貴重な提言となっています。そのうえで現在の日本人に、「日本精神(=勤勉で正直、誠実、公を大切にする考え方を台湾ではこう呼ぶ)」の大切さを訴える蔡氏のメッセージは、戦後70年を迎える日本人に強く響きます。
本作品は読者から「単行本として手元に置きたい」という希望が寄せられてきました。
そこで新装版では、文庫版発刊から14年が過ぎた現在の日中関係に関する記述を大幅に加筆して発刊します。すでに本作品を知る読者にも、そして新たに手に取る読者にも、「戦後70年を考える必読書」として読み応えのある作品となっています(2015年4月発表作品)。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷれば

17
読書する目的のひとつは「知る、得る」。東日本大震災後、私の箱子(一青妙)、美麗島紀行(乃南アサ)等を手にしたのも、その目的が大きい。著者は元日本人であり、司馬遼太郎氏の「台湾紀行」で取材案内役を務め、作中にも「老台北」として登場。また「台湾歌壇」代表として日本文化を広く紹介、その功績で2014年春、旭日双光章を受章されている。本書は日本統治時代、戦後の苦難にみちた40年、日本への提言とエールなどで構成。日台を知り、考える上で必須の書である。氏の「日本人よ!国を愛しなさい。胸を張りなさい!」を心に刻みたい。2016/03/24

由愛

3
台湾こそ、日本人がこれから親しく付き合って行きたい近隣国家だと思います。ややこしい南北朝鮮やChinaとは距離を置き、台湾と、もっと親しくなりたいです。2018/08/10

メイアー

3
 なぜ台湾は親日なのか。これを知るためには、最適の一冊。多くの日本人は、歴史を知らずに、ただ単純に親日だからという理由で、台湾を好いているように感じる。それは、日本の先人が築き上げた礎に、土足で乗っているようなものだと思う。私も昨年までは詳しく知らず、たいして調べもしなかったことを反省したい。文化的に近く、国防においては運命共同体である台湾が、悲願の独立を果たし、日米台の軍事同盟でシナを封じ込め、東アジアが平和になることを願う。2018/03/08

redppm0131

2
小林よしのりさんの台湾論で、蔡焜燦さんとこの本を知ったので読んでみた。台湾の立ち位置と情勢について、何より蔡焜燦さんの半生特に愛日家とも言われるほど、日本人として一時期を過ごされたからこそ出てくる、日本精神を感じられる1冊だった。司馬遼太郎さんの台湾紀行も読んでみようと思った。2019/09/01

クリ

2
日本統治時代に台湾の近代化に向け人生を捧げた日本人がいた事、そしてその時代に培われた台湾人の日本精神が息づいている事に感慨深いものを感じる。 中国と日本の狭間で苦難な歴史を体験し、台湾人というアイデンティティーを強く意識しだした人が増えてきているのだろうか? 台湾の歴史や台湾の人々をもっと知りたいと強く思うようになった。2019/03/05

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