内容説明
「あんな高いところに、どうやって死体を上げたのでしょう?」有名マジシャン・牧村亜佐美の自宅敷地内で発見された他殺死体は、奇妙なことに、地上約15メートルのポールの上に掲げられていた。被害者は、前夜ファンと牧村の会食中に消えたマネージャーだった。事件関係者の調査依頼を受けた《探偵》鷹知祐一郎は、複雑に絡み合う人間関係の糸を解きほぐし、犯人の意図と事件の意外な真相に迫る。絶好調シリーズ第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
160
高さ15mのポールの上に吊るされた他殺体の謎にシリーズメンバーに加え、西之園萌絵も加わる。さて今回の謎で既視感を覚えるのは、同時並行的に書かれているGシリーズの『ηなのに夢のよう』でも扱われた謎だからだ。『η~』ではそれほどの高所にどのように首を吊ったのか真相は明らかにされなかったが、本書ではその手法まできちんと解き明かされるので、本書は『η~』に森氏なりにけじめをつけたのではないかと思える。そういう点ではこのXシリーズの方が探偵真鍋が飄々としながらも謎を彼なりに推理し、解明するのでカタルシスを感じる。2024/04/18
gonta19
131
2012/3/15 Amazonより届く。 2021/11/30〜12/4 久しぶりのエッセイ以外の森作品はXシリーズ。久しぶりすぎて色々設定を忘れている。著名なマジシャンの家でポールの上で他殺体が発見される。殺されたのはマジシャンのマネージャー。誰が何故そのようなところに死体を置いたのか。謎を追う探偵の鷹知。西之園萌絵が相変わらずカッコいい。2021/12/04
aoringo
90
有名マジシャンの家で人が殺された。発見場所は高いポールの上に突き刺さるかのような状態。事件は回り回った人の縁で小川と真鍋のコンビがまたまた関わることに。パッと見は突拍子もないけれど読み進めていくうちに答えに辿りつけそう。その位の読者に優しい難易度でした。そして今回、西之園萌絵が登場。犀川先生と遠距離なんたらのとこでニヤニヤが止まらない。ご褒美をありがとうございました💕😊2022/12/15
おたま
79
Xシリーズ三作目。今回はマジシャン絡みの事件。マジシャンの牧村亜佐美の邸宅の庭にある、高さ15mのポールの上に、刺殺死体が発見される。誰が、何のために、何故このようなことをしたのか。いつものように、小川、真鍋、鷹知の三名と途中から西之園萌絵も入って真相に迫っていく。このシリーズは、わりと地道に、コツコツと証拠やアリバイ、関係等を探っていく探偵小説になっている。トリックも途中でおよその予測はついてしまうが、どうも狙っているはそこではなく、やはり登場してくる人物達の何やら怪しい関係にあるんではないのかな?2023/09/06
KAKAPO
75
『タカイ×タカイ』は、Xシリーズのスリリングさに、森先生らしいトリックを加えたスキのない作品で「最後をエレガントに成長した萌絵が締める」というゴージャスな展開です。物語の中では飲み物を残す萌絵ですが、読者はフルコースをデセールまで楽しんだ満足感と後味の良さが得られます。メインキャラであるはずの、鷹知、小川、真鍋も、凡人?らしい可愛らしさがあり、中々いいを味出していますが、今の萌絵に太刀打ちできるのは、もはや犀川先生か四季だけなのではないか?という感じです。ところで、森先生は、Xシリーズで何をしたかったの?2016/09/12




