ハヤカワ文庫JA<br> トッカン the3rd おばけなんてないさ

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ハヤカワ文庫JA
トッカン the3rd おばけなんてないさ

  • 著者名:高殿円【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 早川書房(2016/02発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150311490

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内容説明

お金の警察とも言われる税務署。しかし税金滞納者の取り立てをする徴収官は、誰からも嫌われがちな存在――ぐー子こと鈴宮深樹は、京橋中央税務署で、とくに悪質な滞納を扱う特別国税徴収官(略してトッカン)の鏡雅愛の下で働く若手徴収官だ。鬼上司・鏡とのコンビも2年目に入り、ぐー子自身もスキルアップ、鏡の罵詈雑言にもちょっぴり口答えできるようになってきた。だが、調子にのりすぎて鏡の故郷・栃木に対する無知をさらし、鏡の怒りを買ったところ、よりによって栃木への出張命令が……。少し成長したぐー子の活躍と、気になる鏡の心の内が明らかに!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

116
前巻は残念ながら期待外れだったけどこれはシリーズ3作中で一番良かったと言っても良いかも。最後まで読むとタイトルが意味深だったことに気づく。2017/06/10

ゴンゾウ@新潮部

105
前作より俄然良くなった。納税者の立場からすると脱税する人達は勿論悪い。特にサラリーマンの立場からするとそう思う。今作の大見謝家のようなケースは対応が。儲けているのに脱税する奴は許せない。生活弱者を装う奴もしかり。法律は全ての人に平等であって欲しい。2019/01/27

モルク

75
トッカンシリーズ第3弾。ぐー子が鏡に反論したり、攻めるようになっていた。仕事も自分で考えられるようになっていた。ずいぶんとぐー子は成長した!もっとチワワ弁護士が絡んでくるかと思ったけど、今回は出番が少なかった。「おばけなんてないさ~」のいろんな意味、考えると奥が深い。第4弾の短編集もいきましょうか。2019/01/09

papako

71
どんどん面白くなった。少しずつ成長してる鈴宮。『幽霊』私はどれだけ『幽霊』にしてきたんだろう。そのままにしようとしない鈴宮はすごい。テレビの件で鏡に食ってかかった鈴宮の気持ち、分かる。そうじゃないよね。そして『幽霊』の出ると噂のマンションを探して住んでいる鏡の気持ちが切ない。早く2人に会いたいです!2019/09/16

にいにい

71
高殿円さんのトッカンシリーズ3作目。税金徴収官が主役のお仕事小説。今回は、金の為に人はどんなことでもしちゃうんだという事が示されている。公務員の守秘義務と殺人事件の通報の天秤には違和感もあったが、ぐー子のお気楽さと鏡の先々を読んだ行動が上手くマッチしながら進む展開は楽しいからいいか。「おばけなんてないさ」が意味深。人間関係のあり方を考えさせる。ぐー子と鏡の距離は、前作と比べると微妙だな。今後の展開も楽しみ。次が出たら読んじゃうな。2014/04/11

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