内容説明
〈ハヤカワ・ミステリ文庫 my perfume〉伝統ある女性誌《ハーズ》、売上低迷で最大の危機? ついにやり手の編集長ミミが就任し、大胆にそして過激に内容を一新させていく。誌面のコンセプトは、セックス! ゴシップ! ダイエット! 新編集長に翻弄される女性部員たちの運命は? 《ハーズ》が迎える運命は……? 仕事の駆け引き、人間関係、恋愛、妊娠活動、子育て事情――編集部で思い悩む女性たちの人生と雑誌にかける熱い想いを描き出す、リアルお仕事小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもめ通信
22
売り上げの低迷する女性誌の編集長の首がすげ替えられた!次に首になるのは誰か?これまで築いてきたキャリアは?自信を持って取り組んできた仕事はどうなる?ずらりと女優を揃えて、丁々発止賑々しくも嫌らしく展開するアメリカのテレビドラマにありそうな……(ってそういうのほとんど見たことがないのだけれどなんとなくイメージで)。あれこれデフォルメされているとはいえ、なかなか社会性もあり、女ばかりの職場って色々大変なのよね!と思いつつ、後味も悪くなくてまずます楽しめた。(Kindle版)2016/05/06
Nazolove
19
久々海外小説であった。 海外小説特有の何の話かわかんなくなっちゃう病(私だけか)に若干なってしまったが、これはなかなか面白い話であった。 私も女性の中で働いているだけあって女性特有のねちねちした言い争いがあるある、なんて思いながら読んでいった。 トップが新しくなった→会社が新しくなる、なんかではなくやっぱり様々な問題が起きる、なんていうのは現実世界でもよくあることだなぁ、と思った。 これを機にやっぱり女性をもっと大切にしなければいけないな、と思った。 働く女性のみなさん必読!!2016/06/25
GO-FEET
3
いやぁ~、これはなかなか面白かった♪ "Pretty in Ink"っていう原題もシャレてます! ★★★★2016/06/01
じょじょ
1
面白いけど 一気読みしたくなる程じゃないし 最後うやむやで終わる話がいくつかあって 終わった感じがしないし かと言って続きが出たら読むかと聞かれれば読まないとしか言えない。2017/06/13
peony C
1
my perfumeって毎月出てるのね!邦訳されにくい現代物だから続いてほしいの‼みんな読んで!日本、死ね!ではないけど。三つ子乳児のワーキングマザーinNYは一日、シッターに任せて、ハードな仕事と仕事に対して無理解の旦那に挟まれてるし。高齢だし子供ほしいけど、旦那の給料低くて踏み切れないとか。職失って、明日への希望もないとか。様々な事情を抱えた人の女性誌の編集部。編集長変わると首になるとか、日本以上の実力主義は、ストレスやばそうだ。確かに、婦人画報の編集長がFRIDAYの人になっちゃったら大騒動だよね。2016/03/26