― 雲英の魔術

著者名：芝村裕吏【著】/ｕｓｉ【画】

KADOKAWA（2016/02発売）

• ISBN：9784047308602

内容説明

高校デビューに失敗し、完全に孤立化してしまった姉御系女子・雲英（きら）。この状況を巻き返すために、まずは友人づくりから…。と目をつけたのは同じく孤立化している不思議な男子生徒。自らを「龍」だと語る彼と関わったことで今まで見えていなかったものが雲英の目に映るようになってしまい――！？　
芝村裕吏が新たに送る、妖怪×ラブコメ×ファンタジー！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yobata]

高校デビューに失敗した中札内雲英は定着した姉御イメージを払拭するため、変人と噂される藤巻二郎三郎に話しかけるも彼の正体は龍神で…。その日から妖が見視るようになった雲英も日常ラブコメファンタジー。usiさん買い。主人公の雲英が男勝りで豪快なんだけど、色欲の象徴であるアレが見えちゃってからは途端にあわあわしたり,自分にもないかと心配したりと凄い初心で可愛かった。龍の藤巻は長命ゆえに超然,達観して、他の妖からも敬られるも、雲英はにょろにょろ扱いのままと…それが心地よかったんだろうね。しかしそんな達観気味の→

2016/03/04

[miroku]

ファンタジーだ。ラブコメだ。これもまた芝村裕吏だ。最近、絶好調だなあ♪

2016/11/25

[ぺぱごじら]

『女の子らしい女の子』として高校デビューしたかった『男前』の雲英ちゃんの悪戦苦闘と、彼女が出会った人ならざる者との物語。いつもの芝村世界からは少し時代は異なり、よりハートフルな仕上がりになっています。いわゆる『男性がきゅんとやられそうな女子』な雲英ちゃんですな。女の子が髪を触らせてもいいというのは、実はたいへんなことと改めてわかりました(笑)。2016-44

2016/03/11

[作楽]

可愛い恋愛もの。ただ、龍神と女子高生で、性格もちょっと変わってるかも。 和合神は見えなくていいかな。

2018/07/03

[ヨイチャー]

この作者にしては珍しい（初？）ファンタジー。ほかの作品とのつながりもなく、単独の世界観。

2016/03/04