SEは死滅する 技術者に未来はあるか編

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SEは死滅する 技術者に未来はあるか編

  • 著者名:木村岳史【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 日経BP(2016/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784822271954

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内容説明

「SIerの余命は5年」「IT部門は“かまってちゃん”」「ブラックを排除しないのならSIerもブラックだ」・・・IT総合情報サイトの名物コラムニストがIT業界の不条理を斬る『SEは死滅する』の第2弾。
 日本のIT業界は、著者が「SIガラパゴス」と呼ぶ、世界でも類を見ない特異な業態。ハイテク産業のイメージと裏腹に、多数の技術者を動員する人海戦術でシステムを開発するため、SIer、下請け、孫請け、ひ孫請け…と何段もの多重下請け構造を形成する。
 そんな日本のIT業界に“絶滅の危機”が迫る。デジタルマーケティング、IoT、フィンテックなど「ビジネスのデジタル化」のトレンドが全てを変える。素人集団と化し古いシステムのお守りしかできないユーザー企業のIT部門と共に、SIerや下請けベンダーはまもなく用済みとなる。
  IT業界、そしてユーザー企業のIT部門で、プロジェクト炎上などの不条理の中で働く技術者に、はたして未来はあるのか。元マイクロソフトのチーフアーキテクトやCIO経験者ら4人の識者と著者の対談も収録し、鋭い切れ味の暴論で技術者の“生きる道”を示す。IT専門誌「日経コンピュータ」の元編集長で、IT総合情報サイト「ITpro」の人気コラム「極言暴論」の著者が、技術者に大いなる気付きを与える必読の一冊!

主な目次
【第1章】技術者を使い捨てる日本のIT業界の末路
【第2章】丸投げのIT部門、人月商売のITベンダーの喜悲劇
【第3章】諸悪の根源、劣化したIT部門の不都合な真実
【第4章】デジタルビジネス時代、ITベンダーの生きる道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうきち

2
KindleUnlimitedで読了。 プログラミングの世界は、本質的には完全な能力主義の世界であるはず。様々なことが曖昧なまま進行していく事務職の世界とはだいぶ違う。その点でも勉強になった。 能力によって生産性が何十倍も違う世界の職業者は、当然、徹底した能力主義者になろう。それがよくわかる本だ。2019/07/13

doremi

2
はじめにと対談だけ読めば十分です。対談で、自分と反対意見の人を呼んだのは好感できました。P60 とりあえず、ゲームで先端を行っているとの認識は異議ありです。P267 「無から有を生み出す」=ジョブズ も異議あり。既存技術の集合体でが、広めたのは認めます。P278 我らが既存のITベンダーのどこが我らなのか? 2016年 C3055 \1500. 20162016/07/07

Hiroki Nishizumi

2
指摘は正しい。IT部門は素人集団、大規模プロジェクトに携わっても成長しない、CIOを目指すならIT部門を出よう、、、などなど。しかし即効性ある現実解は見えなかったな。2016/04/21

やまと

2
日本のITの現状を鋭く見抜いている。競争力を生み出さない基幹系システム保守に膨大な時間と人を割き続けるIT部門。多重下請け、人月商売を繰り返すITベンダー。丸投げの公共機関。ITがビジネス価値を大きく変える時代となった今、新たなIT組織の必要性を説く。IT部門の優秀さを、”流通・サービス業>>>金融機関>製造業”とするあたりは共感できる。2016/03/04

Kitamuu

1
極限暴論第二弾。 性善説に基づくベンダーマネジメントは有り得ない。フルスタックの会社へ。新しいことを勉強するのを嫌がらない。小規模なプロジェクトを数多くこなしてきた人は優れた技術者に育つ場合が多い。買い手より価値を提供する者がエライ。発注者責任の自覚やその能力がなく、丸投げしかできない。要件定義が書けない、要件が膨らむ。IT部門とシャドーITの関係。2019/05/02

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