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内容説明
ベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』の著者
水野和夫氏絶賛!
「なぜ景気はよくならないのか?」
「失業率は本当によくなったのか?
「デフレは本当にあったのか?」
「何のためのインフレ誘導なのか?」
「国債を発行が景気を悪くしているのか?」
「リフレが経済を悪化させているのか?」
など様々な疑問を、近代経済の失敗史をひもとき驚愕のデータと明快なロジックで解き明かす、新しい時代に備える本!
表向きの経済データとその説明には、時にウソやゴマカシが潜んでいる。政府は可能なかぎり良く見せようとし、時には政府自身までが自分たちのデータにだまされる。私たちも当然、そういう経済データのダマシや偏った解釈に取り巻かれている。
この本では、そんな経済の「正しい読み方」を、さまざまな実例に即して紹介。現代経済の「原理」や「変容」を示して、経済データやその説明のウソを見破る方法を解説。これからの時代の荒波を乗り切るための経済学。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミッキー・ダック
18
2016年刊。数理エコノミストが、正しい経済データを示して政府発表の経済データのウソを暴き、政策支柱のリフレ理論を批判、過去の大失敗を繰り返しそうだと警告。痛快だ。日本はデフレではなく、苦しいのは給料の減少のせい。政府がインフレを目指すのは借金減らしのため。禁じ手の「日銀の国債引き受け」が異常膨張。出口戦略がないので財政破綻のリスク高い。かつては破綻を避けるために侵略戦争を採ったが、負けたので地獄。円安・株安・債券安からハイパーインフレ、デノミや預金封鎖により国民の財産が消失。同じ轍を踏む安倍政権。 2016/04/30
Lila Eule
5
目から鱗の話ばかりだった。数学的洞察の論理を理解しずらい知識不足の読み手に随分配慮してもらっている内容で良くよめた。論理の真偽のほどがわからない部分もあるが、納得感は満載だった。リフレの経済学者が理系からみると未熟な数理統計にあり、実態経済の複雑な要素を科学しきれていないとは驚きだ。クルーグマンも最後はアメリカ経済防衛の立ち位置にいるのを忘れるなと。軍国主義が資産収奪であった事もよくわかった。著者の国債危機観を伊藤隆敏の日本財政最後の選択と比べてみたい。2016/05/19
青雲空
4
うーん。もう少し詳細な失敗の歴史の説明がほしかった。2018/02/15
Mitz
4
前に著書を読んで感銘を受けた水野和夫氏絶賛の著という事で手に取った。失敗史の分析というコンセプトも、最近の自分の嗜好とよく合致するものだ。著者の事は知らなかったが、“数理エコノミスト”という肩書きが表す通り、データを活用としたロジカルな分析に定評があるよう。示されるデータは興味深いものばかりで、他の著にはない切り口に瞠目する事も少なくなかった。ただ、自分に経済・金融の知識が少ない事と、あまりに人によって主張する事が違う事で、半信半疑で読み進めた。答えのない事だから、このスタンスは間違ってはいないだろう。2016/03/21
kaz
0
「失敗史の比較分析」と言うほど突っ込んだ内容とは思わなかったが、統計数値について、つい見過ごしてしまいそうな点や騙されてしまいそうな点に関する示唆は勉強になる。 2016/11/13
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