角川学芸出版単行本<br> 数寄語り

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角川学芸出版単行本
数寄語り

  • 著者名:潮田洋一郎【著者】
  • 価格 ¥4,224(本体¥3,840)
  • KADOKAWA(2016/02発売)
  • ポイント 38pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046533166

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内容説明

数寄を追う者、つまりディレッタントは広汎な知的探究を通じて専門をいくつも乗り越えるが、学問共同体の一員ではない。著者が還暦から東大文学部の大学院研究生として過ごした二年間は、大学の追及する学問的専門性と、著者の関心である間口の広いアマチュア性との齟齬が、教授陣を困惑させたという。しかし茶の湯領域「宋・元と平安から元禄」と煎茶領域「明・清と享保以降」を統合することで、相互補完的に一千年の日中それぞれの文化が網羅できる。抹茶と煎茶の数寄を同時にすることで、豊かな世界が広がる、という著者の試みは注目に値する。明の文徴明や祝允明の書と薄茶で絵高麗を取り合わせてみたり、江月の書に古染付茗碗で煎茶を飲むなどの試みは、茶に新風を呼び込める可能性もある。著者所蔵の美術館級名物道具で構成する茶事を通じて現代の数寄を浮かび上がらせる。臨場感あふれる茶事の客は、林屋晴三氏を筆頭に、藤田一照氏、佃一輝氏、樂吉左衛門氏、池田巖氏、千宗屋氏、樂篤人氏という豪華な面々。オール新撮影。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いいちゃん

8
明日潮田さんの茶会に行くので。これだけ美を興じる目を持てると豊かな人生が送れそう…。それに財力がついて来ると更に…。道具に対して好き(嫌い)の感情はそこそこ持てても、知識がなさ過ぎて良い悪いは判断し難いわ。2022/11/11

Kuliyama

1
乙御前、くせ舞、深山路・・は潮田さんがお持ちだと初めて知って腰が抜けました。 このような数寄者がいてお茶をリードしないと、茶の湯は衰退してしまいます。 いつか潮田さんのお茶事に参加してみたいです。2017/07/04

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