現代活学講話選集5 酔古堂剣掃 - 「人間至宝の生き方」への箴言集

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現代活学講話選集5 酔古堂剣掃 - 「人間至宝の生き方」への箴言集

  • 著者名:安岡正篤
  • 価格 ¥569(本体¥518)
  • PHP研究所(2016/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569664118

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内容説明

本書の書名中の「酔古堂」とは、中国・明時代末の教養人・陸紹コウの雅号で、世の中の名利など眼中になく、悠々たる生き方を追い求めた人物のこと。「剣掃(けんすい)」とは、彼が愛読した『史記』や『漢書』をはじめとする、五十種以上に及ぶ古典から選び出した名言・嘉言を、剣(心)で世間の邪気を掃(は)らい味わう、という意味である。この『酔古堂剣掃』を愛読し、その名言・嘉言をどう味わうかを、陽明学者の泰斗・安岡正篤師が「講話」というかたちで解説したものが、本書である。内容は、「足るを知る虚無観」「好煩悩と百忍百耐」「生活・自然・風流」「山居・幽居の楽しみ」など、人格よりも経済力を、過程よりも結果を重視しがちな現代人に、自然と共生して生きる喜びを味わえと訴える、警鐘の書ともいえる内容である。本書は「安岡正篤 現代活学選集」(全七巻)の五巻目。今、結果のみを重視し、急ぎすぎる日本人に心の滋養となる一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大先生

5
「酔古堂剣掃」は、陸紹コウという明末の教養人の読書録・箴言集的なもの。明治の人は「菜根譚」と同様によく読んでいたようですが昭和になって読まれなくなったそうです。風雅とか私にはきちんと理解できませんでしたが、やはり安岡正篤先生の本は素晴らしい。再読必須ですね。終戦のとき、天皇の詔勅に「義命」という文字を入れたかったのに、当時の内閣が「時運の赴く所」としてしまった。これは戦争史上、国体史上、天皇史上、千古の惜しむべき失敗だった等大変興味深い話も書かれています。2020/06/03

耳目之学(不定期更新中)

5
『菜根譚』に比べて内容が抽象的かつ情緒的です。本書は「こうすべきだ」とか「こうすべきでない」と言う風に言いきらず、余韻を残しているような気がします。そのため解釈が難しく、自分の人生に当てはめていくには時間がかかりそうです。逆にいえば解釈の仕方は自由度は高く、読むたびに感じることが変わりそうです。『菜根譚』よりも『酔古堂剣掃』の方が面白くためになると安岡さん書いていますが、両方合わせて読むとよいと思います。でも、『酔古堂剣掃』は古書でしか手に入らないみたいですね。出版社さん、復刊をお願いします。2011/06/07

焼きそばん

3
大先輩や会社のえらいさんが安岡先生の格言を引用していたので、どんな人かと図書館を探したらこの本があって読み始めたが、ちょっと自分には難しすぎた、しかし本当のリーダーはどのような人か?なぜ西郷さんが好かれるのか、ちょっとだけわかった。2018/01/28

まさあき

3
これはお酒の飲み方の本。あれ、ちがうか。随所随所に書き写したい所多数、しかし、乗り物の上ではかなわず。馬上で良書を読むというが、書き写すとは言えないようだ。2014/10/05

yukioninaite

3
「花は半開を看、酒は微酔を欲す」ハイ。2014/09/06

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