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内容説明
混迷の時代こそリーダーの資質が問われる! 本書は、秦の始皇帝、項羽と劉邦に始まり、三国時代の曹操、劉備、孫権、宋の哲人宰相・耶律楚材まで、戦国乱世に光芒を放った英雄たちの優れた戦略と巧みな人心掌握術について語り明かした講話録である。「剣は一人の敵なり。学ぶに足らず。万人の敵を学ばん」(項羽)、「背水の陣」(韓信)、「太学を起こし礼楽を修明す」(後漢の光武帝)、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」(班超)、「不可ならば、君自ら取るべし」(劉備)、「死せる諸葛、生ける仲達を走らす」(諸葛亮)、「刮目して相待つ」(呂蒙)、「至誠を以て天下を治めん」(唐の太宗)……など、知略をめぐらし、死力を尽くして成功を収めた者、悲劇を辿った者の言行は、時を超えて我々にリーダーの行動規範を指し示す。わが国の指導者に多大な影響を与えた著者の確かな視座からの解説が心に響く好著である。ビジネスリーダー必読の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
22
十八史略の魅力がよく伝わります。金言が如何に多いのかがわかります。抜粋ではありますが、著者の解説が幅広めですので面白いです。2021/12/10
Willie the Wildcat
18
軸。ぶれないための4つの根本範疇。キモはやはり「道」。”息の液化と色”も、根底は同じ気がする。心は心に訴え、響き、そして繋がる。歴史を紐解く際の、重要な視点の1つ。人物では、曹操と袁紹。そして、荀彧と郭嘉。これらの比較が興味深い!無論、老子の名言では『人を知る者は・・・』。背筋がシャキッとする。論語を再読したくなる・・・。(笑)2013/11/28
大先生
14
始皇帝、項羽と劉邦、三国志の主役たち(劉備、諸葛亮、孫権、曹操等)、唐の太宗等など上巻に比べて馴染みのある人物が多く登場します。宰相もたくさん紹介されていますが、安岡先生が「これだけのあらゆる条件の備わった大宰相というものは他に類例がない」と大絶賛しているのはモンゴル帝国に仕えた耶律楚材。楚材は、常々「一利を興すは、一害を除くに若かず。一事を生ずるは、一事を減らすに若かず」と言っていたそうです。あれもこれもと大風呂敷を広げてはいけないわけです。今の政治を見てると大風呂敷を広げまくりのような(苦笑)2021/12/07
くらひで
12
秦の始皇帝から三国時代の曹操、劉備、諸葛亮など、英雄の戦略と言動、人心掌握術が興味深く綴られた講演録。人徳があるリーダー、悪政を極めた暴君などの人間性を感じられる。歴史に学べば、同じ過ちは犯さないはずだが、悲しいかな、同じ過ちを繰り返す。油断、慢心によって人間の本性が露呈するのか。変化の激しく、先の見えない現代だからこそ、リーダーが嘱望されるが、他力本願ではなく、自らリーダーとなるべく修行しなければならない。そんなことを考えさせられる本だ。2016/11/30
Yuma Usui
7
十八史略後半の解説。晋の時代に書かれた銭神論などは今でも通用すると感じた。歴史は繰り返すとは、十八史略を読むと強く感じる。安岡氏の豊富な知識から当時の人々の生き方が伺えて、興味深く読む事ができた。2016/09/22
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