子どものための 自分の気持ちが〈言える〉技術

著者名：平木典子

PHP研究所（2016/03発売）

• ISBN：9784569709222

内容説明

最近の子どもたちの言動は、いじめ、非行、凶悪な犯罪など暴力化の傾向が強くなり、従来の常識では理解できなくなってきています。勉学環境に恵まれ、食にも困らない国で起こるこれらの症状は、いったい何が原因なのでしょう。子どもたちの成長にとって最も大事なことは何か？　それはいつ何時でも、自分をそのままに受け止めてくれる大人の存在があるということを信じきれることです。信じることができず、心身へのストレス過剰から多くの問題は発生しているといっても過言はありません。子育てを通じて、大人も子どももコミュニケーションの基本を理解し、親子のコミュニケーションが上手にできていると、子どもは人間関係を構築することも上手になるのです。小さいうちにお互いを尊重しあうコミュニケーションの考え方とその方法：アサーションを身に付けると一生困りません。本書はその技術を身につける方法をわかりやすく解説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ach¡]

なんとコレ1冊で子どものためになってお母さんのためにもなっちゃうアサーション（自分も相手も大切にした適切な自己主張の方法）を身に付けられる、ガミガミ母ちゃんにドンピシャな指南書キター！耳が痛ーぃ！イラストや図解が多く平易な文章で大変わかりやすい。あとはここで取り入れた知識をいかにアウトプットできるか、特に余裕がない時にイライラせず冷静に対応できるかがカギ。育児とはまさに育自であります。面倒くさがらず子どもの心に寄り添う。子に素直さは求めても従順さを求めてはいけない。怒るのはただの八つ当たりです、お母さん！

2016/10/22

[鈴]

子どもどころか自分がまず出来てないよなぁ。むしろ息子のほうが私よりマシな気もする。子育てとしても、ダメダメ母親だなぁ。今更…と思ったけど、子どもを変えるよりも「親が少しだけ変わる」という言葉に、ちょっぴり救われた。子どもの前での夫婦喧嘩も、内心心配してたけど、仲直りして普段仲良ければ大丈夫なんだね。良かった。

2016/12/26

[tokotoko]

仕事に役立つかな？・・・と思って読んでみた。アドバイスの方法本かと思ってたら、意外にも自分をふりかえる部分が多かった。そっかぁ！自分が歪んでいたら、かかわった相手も歪むじゃないか！・・・と気づく。まずは、自分ができそうなことをちょっとずつやってみようっと。ちょっとだけ変わってみようっと。この本で、知ったり、思い出したりした言葉も使ってみようっと。ゆううつな仕事もちょっぴり楽しみになってきたよ！

2013/10/06

[Nori]

読メ友さんのレビューを読んで、良さそうだったので読んでみました。気持ちを表現するということには、人それぞれ癖がある。自分を客観的に見るためにも良いテキストでした。自分も、相手もを欺かずに、伝えること。私も意識してやっていきたい。

2013/10/12

[ルル]

アサーションスキルは少しづつ子ども達に身に付けていってもらいたいものですね

2014/11/26