幻冬舎単行本<br> トラ猫とタバコ屋のばあちゃん

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幻冬舎単行本
トラ猫とタバコ屋のばあちゃん

  • 著者名:杉作【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344028975

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内容説明

最期に虎徹(おまえ)と逢えて、本当によかった──温かくも切ない“猫”と“おばあちゃん”の物語。

東京の下町にひっそりと暮らす、迷い猫だったサバトラ“虎鉄”と孤独なおばあちゃん“タキ”……。
《おふたりさま》は昔ながらのタバコ屋さんをしながら、互いに助け合って生きている。
不思議と通じ合う会話──いつまでも変わってほしくない日常が、ここにある。
『猫なんかよんでもこない』が映画化され話題の著者による最新作。
タキばあちゃんと虎鉄はいつも一緒。お店番も、朝昼晩の食事も、コーヒータイムも、お昼寝も、裏庭での洗濯の時も……片時も離れることはない。そして、いつも話しかけるのはタキばあちゃん。だから、虎鉄もばあちゃんの機嫌や体調に合わせてゆっくりと話を聞く。そんな時間が流れている。

店横のベンチにはいろいろな人が腰を下ろす。俳優という夢を抱えて上京してきた劇団員は、人生の岐路に立たされてタバコを燻らす。近所で独り暮らしをする独身女性は、仕事帰りに必ず一服。タキばあちゃんは、そんな彼らを見ていないようなふりをして静かに声をかけ、コーヒーに誘う……。

タキばあちゃんのタバコ屋は、ありそうで、なさそうな心和む場所。ビル群の谷間で時が止まったような場所。年寄りと猫が静かに暮らす場所……。それは、とても心地の良い場所でありながら、消えてなくなるまで「大切な場所」だと気づけなかった都会の一角。

ふたり(一人と一匹)の暮らしを中心に、様々な人間模様を通して、虎鉄がタキばあちゃんの最期を看取るまでを描いた心に沁みるコミック作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつじん

9
猫とおばあちゃんは何ともいい絵になりますねぇ~2016/08/11

V_manbow

1
ばあちゃんと猫…かなしいラストしか思い浮かばない。だけにドキドキ。でも内容はカワイイ。ほんわか人情もの。ノラはたくましく生きていく。2016/04/15

Yasushi Tanaka

1
ほんわか 漫画と知らずに電子書籍で購入。2016/04/05

たみ子

0
読みきりの漫画でスローペースな私でもすぐ読めた。猫の虎鉄と我が一歳の息子が何故か所々でダブりながら、気づけば猫との暮らしに淡い憧れを感じた自分にびっくり。最後は号泣でした。2016/09/04

ぺろし

0
あったかくて、少し切なくて。トラ猫とばあちゃんのゆったりと流れる時間に心癒されるやさしい作品。2016/07/09

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