内容説明
近代日本の発展は、鉄道が誇る輝かしい歴史とともにある。
しかし、事故や事件、利権に金、イデオロギーと権力……。日本の鉄道史には、輝かしいだけでなく、脚光を浴びない影の歴史がある。
この裏面史を無視した鉄道史など、本当の歴史を語っていないといっても過言ではない。
本書ではあえてその裏の部分にスポットを当て、鉄道の真実の姿を明らかにしていく…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
thee birdmen
37
社会のインフラとして利用する鉄道。安全であることは大前提で日々乗っている訳ですが、まあ人間が扱っている限り事故が起こらない訳もないということで。そんな当たり前のことに今更ながら気付かされる本です。特に福知山線脱線事故の詳細は昔のことと割り切るには難しい問題だなと思いますね。自分が生まれた頃の国鉄労組の腐りっぷりも初めて知る話で、正直呆れました。五月雨式に色々な話が出てきて、興味深い話もあれば、そうでもない話もありつつ、全体としては楽しかったです。これを入り口により深く掘り下げていくものいいかなと。2019/11/30
ist
10
信楽高原鉄道列車衝突事故、上尾事件、福知山線脱線事故、下山事件、地下鉄サリン事件、国鉄からJRの分裂騒動と、労組のスト問題、西武王国がおもしろかった。旧国鉄の態勢ひどすぎ。福知山線脱線事故は起こるべくして起こったのかもしれないな。懲罰が強い労働環境。2016/10/03
キミ兄
5
これは久々に面白い本。著者は元鉄道会社勤務らしいが、これだけ広いテーマをよく調べたものだ。信楽鉄道や福知山線の事故がこういうことで起きたとは知らなかった。「あの事故はこうして起きた」並みのインパクト。5年もかかったのがうなずける、濃い内容のノンフィクション。☆☆☆☆☆。2018/02/06
うたまる
3
世界一の鉄道技術を誇る日本の、事件と事故からなる裏鉄道史。全11エピソード中、鉄道事故については詳細な書物が出ているので、注目したのは労働運動だった。ヤミ手当・ヤミ日勤・ヤミ専従などあらゆる手段で不正利得を得ようとする組合員たち。改善しようとする管理職は吊るし上げで自殺にまで追い込んだ。クズ政党(共産・社会)やゲス新聞(朝日・毎日)の支援を受け調子に乗り、飲酒運転や転勤拒否など職場規律の崩壊も止まらない。その挙句の巨額債務超過と民営化。ツケは勿論国民が払う。左巻きの社会運動なんてみんな同じ。今の沖縄もね。2016/11/06
茎沢
3
私の二十歳の誕生日だったその日、福知山線の事故は起きた。これは忘れられない。1両目が怖いんだよね。1両目が一番景色がいいんだけど。通勤電車の1両目でこの本を読むのはなかなかスリリングだったのでオススメです。地下鉄で読むのもヒヤヒヤするかも。そんなブラックな鉄道史。2016/09/23
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