内容説明
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私たちの身の周りには、命を奪う毒のもとになる植物や動物が数多く存在する。しかし彼らは必死で身を守ろうとしているだけであり、本当に恐るべきは人間自身が明確な目的をもって生みだした化学物質という毒なのだ。本書は自然の毒から、人間がつくりだした毒まで、その全容を実際の事件や事故も絡めながら紹介していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浦井
12
人間に良い効果があれば薬で悪い効果があれば毒。フグは自ら毒を作りだすのではなく、藻類に付着している菌が持つ毒が食物連鎖を経て高濃度化している。/牡蠣の話で「月の名前にRがつかない月には食べてはいけないといいます。要するに3月~8月(たぶん4月(April)は例外?)は食べるな、ということです(p60)」という目を疑う記述があったり、指示語と接続詞が多くて何を言っているのかわからなかったり、何度か同じことを繰り返していたりと、編集をもっと頑張って欲しい。2017/03/31
たか
9
動植物からサリン、覚せい剤など薬品までさまざまな毒物が紹介されていて興味深い2018/10/14
PG
5
大学で毒を勉強した際に買った。毒の作用機序については無論専門書の方が詳しいが、毒にまつわる逸話が多く楽しめた。(根拠に乏しい伝説も多いが)。 プラトンの師ソクラテスは若い者を邪宗に導いたとの冤罪でドクニンジンによる死刑を宣告された。その様子をかいた「ハイドン」も読んでみたい。2018/09/25
おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
4
毒の分類・種類とか、作用とかいろいろ勉強になった。化学式・構造式が載ってるのはいいね。良い入門になった。2018/01/09
ジジ
4
世の中毒だらけ〜。自然毒について、〜とのことです。とか、〜らしいです。とか、まだ不明な点も多い分野なんだなと思いました。白雪姫の毒キノコ? とかMARCHにもRつくじゃない? とか、用語が統一されていなかったり書かれていない知識を前提とした唐突な記述があったり…入門書なのだからもっと努力してほしい。2018/04/06