ダッシュエックス文庫DIGITAL マルクスちゃん入門

著者名：おかゆまさき【著者】/あなぽん【イラスト】

集英社（2016/02発売）

• ISBN：9784086310970

内容説明

共産恋愛主義を唱えるぶっ飛びキャラ登場！　思春期ど真ん中の魔法使い、主人公ハテテルは英霊召喚をしようとしていた。片想いのギャルJKと結ばれるための愛の使徒を！　だが現れたのは革命の哲学者を名乗る一人の少女で!?　「共有っていいですよね、ご主人っ！　ご、ご主人は、ネトラレって、ご存じですか!?　ご主人が他の女の子を好きなの、興奮します！　これぞ共有テーゼです！」　三日以内にギャルJKと恋愛成就しなければ、この変態哲学少女カール・マルクスと死ぬまで○○○…!!　我欲と自制に板挟みな青年と人類史上最“紅”なサーヴァントによる思想革命ラブコメ、指導開始！　恋愛の最底辺労働者たちよ、今こそ勃(た)ちあがるのだ！　（楽しい用語解説付きです）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[サケ太]

勢いは好き。魔法使いで高校生の主人公、恋愛成就のため従魔として愛の聖女ナイチンゲールを召喚するが、呼ばれてないのに、バニーガールマルクスちゃん登場。変態系哲学少女と繰り広げる思想革命ラブコメ。バカさマックスな展開。哲学要素なんてほとんど無い。変態少女とのドタバタを楽しむ感じ。哲学の用語を作者の言葉でわかりやすく解説。あとがきまで用語に含まれているとは。ギャル系少女の可愛さが素晴らしい。ギャルは正義か。

2016/01/23

[活字スキー]

『ドクロちゃん』は未読。先日読んだ『群馬県から～』も大概ヒドかったが、これまた相当にヒドい。本当にヒドい。共産趣味にすらなってないじゃん！変態バニーガールマルクスちゃんがひたすらハァハァしながら厨二病魔法使い男子とバカ騒ぎするだけのドコが思想革命ラブコメだよ!?数あるラノベの中でも、ここまで振り切って変態バカに徹したものは珍しいかもしれない。ぽぉぴぃーッ！

2016/05/17

[ヱロ本Gメン]

中身が無いっ！マルクスもマルクス主義も資本論もエンゲルスも一切関係ないっ！どーんっ！！マルクスちゃんよりも多分作者没ネタ二十四節気七十二候「模倣者（イミテーター）」ネタの方が面白い。まあマルクスちゃんはミミズ千匹使いになれたみたいだからそっちの世界で生きていけるはず。この期待外れ感はある意味ラノベの醍醐味と言えなくもないが、炎上商法の手法としてはいささか古臭い。これじゃあ釣れないな。

2016/01/24

[nawade]

★★★☆☆　片想いのギャルJKと縁結びするために愛の使徒を召喚しようとするも、現れたのは共産恋愛主義を唱える変態哲学少女、呼ばれてないのに飛び出てジャジャジャジャ〜ン！な思想革命ラブコメ。頭良いのか悪いのかよくわからん、もとい、確実に頭の悪い、マルクス主義なんて飾りです、ファッションなんです！な内容。NTR思考でアヘ顔をきめまくるマルクスは共産主義者に作者が暗殺されてもおかしくないレベル。ギャルJKが外見と中身のギャップもあって可愛かった。

2016/01/23

[真白優樹]

魔法使いの少年が超変な英霊を間違って召喚してしまった事から始まる物語。（注）マルクスは実際はこんな感じでは無い筈です多分、そんな注釈がつきそうな程に突っ走っている。普通の人ならば縁がないであろうマルクス主義を下地という名の踏み台にし、初っ端から勢い全開、ブレーキがそもそもない爆走な暴走を見せている。哲学は特にない、この爆走暴走迷走系ラブコメを感じて楽しめ。大雑把に言えばそんな感じの物語でありこの勢いが楽しめる読者さんは楽しめるのではないだろうか、あと読めばマルクス主義に詳しくなれる。 次巻も楽しみである。

2016/01/24