内容説明
東大ブラック企業探偵団とは、実在する「Tゼミ」(瀧本哲史京大客員准教授が顧問)をモデルにした「秘密結社」。「Tゼミ」は、投資分析を通じ、過酷な現代社会を生き抜くための意思決定方法を学び実践するゼミ。東京と京都を拠点にさまざまな大学の学生が参加している。本書は、「Tゼミ」企業分析ノートのノベライズ。『未来工業』『キーエンス』『日本M&Aセンター』……これから日本で、幸せに働ける会社はここだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっくん
32
著者は現役東大生。先日めざましテレビで、平成ジャンプの伊野尾くんにインタビューされてたなー。漫画で学ぶ日本史ならぬラノベで学ぶ企業分析。2016/04/30
七月せら
9
就活も見据えて企業の事をもっとよく知ろうと思い手に取りました。自分がいかに企業の事を漠然としか見ていないかがよく分かったし、こういう分析ができるようになりたいです。ストーリーも面白かった。2016/08/10
miyatatsu
8
間違いなく今年一番面白かった本です。自分が今学んでいることに関係するということもあって、すごく参考になりました。また就活生にはぜひ一読して欲しいですね。2017/11/26
苦虫
8
ブラック企業の定義がやや曖昧、「社員を酷に働かせ、時代の変化にも関わらず成長しようとしない企業」というレベル。外食(出店でしか利益を出せない、そこに卸す回転寿司機会メーカー最強)、メディア(不動産利権でテレビはまだ健在、ネットよりも未だ影響力あり。下り坂だが下請けは過酷)。メーカーと金融はもう少し理解が必要。基本的に財務3表をベースに見ていき、働き方というよりも財務体質にスポットを当てている。図表も多く、物語調で読みやすいが、確かに絵柄的に電車の中では読みにくかった、読んだけど。2016/03/29
カイエ
6
2016年初版。現役東大生による企業分析をラノベスタイルでまとめたもの。実在の企業が実名で挙げられています。外食業界は斜陽だけれど、外食機械メーカー(鈴茂器工!)は実績を伸ばしているとのこと。少し古い本ですが、詳しい方は現在と比較して答合わせをしても面白いのでは。就活生はもちろん、高校生くらいで読んでおくと、企業を見る目が養われたりするかもしれません。企業分析とか全然わかんないんだよね~というかたにお薦め。2022/08/14