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内容説明
東ドイツ出身の地味な物理学者は、
いかにしてドイツ初の女性宰相という地位を得たのか。
東ドイツの秘密警察との関係は?
外遊先で、また閣議中に流した涙のわけ。
恩人コール首相を追い落とした権力闘争、
オバマ、プーチン、サルコジとの駆け引き……
ヨーロッパの頂点に位置する「ドイツ帝国」最高権力者の
知られざる実像に、熟練ジャーナリストが挑む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
89
”世界最強の女””女帝””ひたすら待つことのできる女””灰色のネズミ””父親殺し”とまぁ好かれていらっしゃる。他人の視線を気にしないファッショに無頓着なリケジョみたいな一面もあり人間的に面白い。過去があまり知られていない為か非常にミステリアスであり魅力的である。2017/08/06
Isamash
40
元時事通信社の佐藤伸行・追手門学院大教授による2016年著作。これ程の有名人なのにメルケル独首相に関して殆ど何も知らぬことに気が付かされた。東独の牧師娘でリケジョなのは有名だが、二度も結婚していたとは。メルケルが一番名の前夫の姓というのは驚き。コール首相に引き上げられたのは知っていたが、不正献金スキャンダル下、彼女が新聞に引退を勧める文章を寄稿し、彼の政治生命にとどめを刺したことは初耳。本書も謎としてるが、勤めていた科学アカデミー物理学中央研究所を休職し、東独政権与党事務所で広報の仕事を始めたのは不思議。2022/05/08
おかむら
39
国会審議中に松島大臣が読んでたと話題になった本。うん、これは確かに面白いけどね松島さん。前半は東ドイツの冴えないリケジョだったメルケルが首相になるまで。評伝がほぼ未邦訳なので全然知らないことばかりだしエピソードがとにかく楽しい。意外にもモノマネが得意で十八番はプーチンとかね。後半は外交政策、日本にいると日本中心の国際ニュースばかり見たり読んだりしてしまって、ドイツと中国ロシアアメリカとの関係なんかほぼ報じられないのですごく物知りになれた気が。そーか日本無視かー。なんとなくそんな感じはしてたけどー。2016/05/10
funuu
25
ヒトラーがレームを粛清したより躊躇なくコールを政界から葬りさるメルケル。メルケルにはビジョンはない。ビジョンには幻覚という意味もある。かってシュミットは「ビジョン」を見る者は病気へ行けと言った。ドイツ第四帝国はとりあえず成立したようだ。日本周辺は日本が力がつくと大陸へ進行。中国が力をつけると日本に進行。やはり中国との軍事衝突は、いつかありそうな気がします。2016/07/03
エリナ松岡
22
議員さんの審議中の読書で有名になったメルケル本です。タイトルの雰囲気そのままに、お気楽にテンポよく読める内容でした。メルケル個人が半分、それと僕にはあまり馴染みのないドイツの政治が半分の内容でとても勉強になった一方で、ややゴシップくさい所はちょっと残念に思います。例えば他国の指導者の失態に対してのみ笑い上戸になると解釈できる箇所があり、元資料をそのまま流用しただけの可能性もありますが、ちょっと悪意を感じますし、そもそも蛇足であるしもったいない。2017/04/09
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