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内容説明
不穏な世界を読み解くのに欠かせない視座を提供!
・経済変化の本質は何か?
・制度はどう進化するのか?
・何が成長と衰退を分けるのか?
制度的視点から歴史を考察し、現代の世界経済秩序を読む。
アセモグル、ロビンソン、フクヤマ、ファーガソン、ロドリック・・・
知的論客たちの主張に多大な影響を与えているノース教授の制度論。
・経済変化のプロセスを見極める。
・人間の学習プロセスを注視する。
・経済変化のよりよいモデル化に貢献する。
この3点を主眼に置いて、ノーベル賞経済学者が持論を展開。
いまなお進化を続ける制度分析のフロンティアを知る一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
33
2005年初出。私たちが注目するのは、学習。何が学習され、それがいかにして社会のメンバーの間で共有されるのか、信念と選好が変化する増分的過程、信念と選好が時間を通じて経済の成果を決定する仕方(ⅲ頁~)。生活をよりうまくコントロールしようとするやむことのない努力に関する研究(3頁)。学習がどのように心の中で起こるのかを知ることは、人間が不確実性に対処する仕方を理解するために不可欠(23頁)。学習は、感覚が受け取った多様なシグナルを解釈する構造の発達を必然的に伴う(39頁)。2017/10/08
Francis
14
2005年「経済変化の過程を理解する」と言う原題で出版され、2016年ようやく日本語訳が出版された。日本人最初のノーベル経済学賞を期待された故青木昌彦先生の勧めにより翻訳されたとの事。トマ・ピケティ教授の時も随分翻訳に時間がかかってたなあ…。内容をまとめるのはなかなか難しいのだけれども、読んでいるうちに今年ノーベル経済学賞を受賞したダロン・アセモグル教授の議論の元になったものであることが見えてきた。どうして西ヨーロッパ・北米が経済発展できたのか、考える上で必須文献となるはず。2024/12/14
抹茶ケーキ
2
経済と制度について。前半では、制度の成立・持続・消滅は伝統的な合理人モデルでは説明できず、信念、意識、志向性などの「ソフト」な要因を含めて考えなければならないってことを主張して、後半ではその考えを実際の経済制度の変化に適合して分析してる。非合理的な思考が制度の成立にかかわっているってことは、社会学とか文化人類学では何十年も前から言われていることだしその点については特に感銘は受けなかった。ただこれまでよりも精緻なモデルを作ることができるのであれば、きっとすごく価値のあることになるんだろうなとは思った。2016/09/03
hurosinki
1
とっちらかってて読みづらいという印象。2、3、4章あたりは読み飛ばしてもいいかもしれない。通時的な経済変化(≒政治・経済制度とその実効化の度合いの変化)の過程はその社会が以前辿った経路に依存せざるを得ないという主張がメイン。この経路依存性の要因の一つには、制度変化によって不利益を被る組織の抵抗がある。加えて制度を変更しうる意思決定者は制度(と社会秩序)によって限定されていること、意思決定者の信念(予測・期待)が意図的であるにも関わらず、その形成過程が制度や文化的遺産に拘束されていることが挙げられる。2020/05/05
鏡裕之
1
制度が経済発展においていかに重要かを解きあかしたダグラス・ノース。その遺作。それ以外の価値はなし。出涸らし。「制度原論」というタイトルはかなりタイトル詐称。まともに購入すると、ただ金を失うだけになる。2016/04/24
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