内容説明
東京都心から電車で約2時間あまりの群馬県邑楽郡大泉町。この町民わずか4万人ほどの小さな町は、住民の10人に1人が日系を中心としたブラジル人という。
一時は、日本全国で30万人を超えた日系ブラジル人も、2008年のリーマンショックの煽りを受け、その半数近くが、失業や帰国の憂き目にあった。それでもなお、大泉町の日系ブラジル人たちと地域住民たちは“多文化共生”への道を模索し歩み続け、四半世紀が過ぎようとしている。
本書は日系ブラジル人の逞しい生きざまと地域住民とのひたむきな交流の実態を、丹念な取材で描ききったノンフィクションである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
*+:。.もも.。:+*
12
新川帆立さんの「先祖探偵」の参考文献に入っていたので読んでみた。かなりしっかりと取材されている。私が見かけるのは年に一回の地域の掃除にも出ないしゴミ出し時間も分別も守らないようなブラジル人ばかりなのでブラジル人と警察官がボランティアで道路掃除をしているのは知らなかった。フィクションと言われればそれまでだけど帆立さん、この本の「日系人ギャング」の章だけ読んであの本を書いたんじゃないかな。2024/08/30
スプリント
7
日系ブラジル人が多数暮らす街・大泉でのインタビューを中心に様々な暮らしぶりを紹介した本です。 文化の違いからの地域交流の難しさはありますが、一つの成功事例として日本各地にそのノウハウが伝われば良いと思います。2016/03/20
GEO(ジオ)
4
群馬県大泉町にあるブラジルタウンと、主にその周辺で生活する日系人たちへの取材内容を本にしてまとめたもの。登場する人々には、大泉町の村山町長をはじめ、右翼団体に所属していた経験ももつ日系人のヤクザや、日本のプロ野球チーム・中日ドラゴンズに所属していたこともある元プロ野球選手・瀬間仲ノルベルト氏など、実に多岐にわたる。 また、かつては地元の祭のメインイベントであったサンバカーニバルが、一度は中止されつつも、なんだかんだで「外から人を呼びたければやっぱりサンバしかない」と、復活した経緯は地元民としても納得。2016/08/19
steve
1
以前に大泉のブラジルタウンを覗いたことがあるが、その背後の物語を知ることができて良かった。本にもあるように本当にブラジルのサンパウロ周辺は日系人が多く、日系人のホテルでは昭和の昔の演歌が朝から流れており、未だに日本に夢を持ち続けていてくれる。そんな日系人の方々のルーツやブラジルで育った違いを受け入れ、時間は掛かるが共存できると信じることが大事だと思う。2016/04/24
飯島 泰
0
久しぶりの読書の時間をとれました ヤッパリSNSに時間を取られているのかなと思います(^。^;) 大泉の日系ブラジル人の話ですが、それぞれの人に物語があって面白いです2017/12/23




