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内容説明
原油価格暴落の背景と衝撃を徹底分析! 2014年半ばには1バレル110ドル近かった原油相場が、翌年(2015年)3月には40ドル台前半までに暴落、さらに20ドル台へ。この価格下落を招いた経済環境の変化とは何か、世界各地にどのような影響を及ぼしているのか――本書は、原油安経済の構造と衝撃を解明、世界経済全体の病巣が予想以上に根深いことも明らかにする経済分析。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
27
シェール開発に関わる企業の中には社歴が浅い新規参入業者も多い。資金調達手段として積極的に活用されてきたのが、米国のハイイールド社債市場(59頁)。FRBイエレン議長の注目した雇用問題:長期失業、部分的失業、離職率の低さ。長期失業問題は、労働者のスキルや意欲低下のリスクがある(99頁~)。資源高時代の資金の偏在が引き金になった累積債務危機(176頁~)。メルコスール(南米南部共同市場)のブラジル・アルゼンチン・ベネズエラでは、左派政権のもとで供給力強化より需要重視する経済政策。2015/08/16
人生ゴルディアス
4
原油価格100ドルというのは実需や地政学的リスクからかけ離れた高価格であったため、世界中の超金融緩和によって溢れたマネーがオイル関連に過剰投資として流れ込んでしまい、その投資が間違いだったことが、原油価格下落によって明らかになりつつある…、というのが一番言いたい所なんかな。原油が安くなっても経済はあまり好転しませんよ、という検証もその補強。とはいえ、本屋の棚に一攫千金を得た人の成功談がずらりと並んでないから、せいぜいエネルギーセクターの混乱、で収まるんじゃないかな。サブプラとかITバブル時の雰囲気がない2015/05/18
スプライト
3
原油安の背景から、その影響まで幅広く分析している。ただ、広く浅くといった印象で、もっと深掘りしても良かった。2015/06/20
806_shusaku
2
原油安の影響は産油国から消費国への富の移転であり、例えばガソリン価格が下がれば、消費者は減税と同様の効果を得ることができる。原油一大消費国となった中国もこれで一息つけるのかもしれない。またアメリカはシェール革命によって多大な産油国に変貌したがネットでは原油輸入国であり原油安はプラス。一方で中東各国、ロシア、ベネズエラなどの産油国各国は大きなダメージを受けている。金融的には物価下落阻止の為に低金利政策となっているが、しばらくこの状況は続いていくのかもしれない。2015/12/07
okadaisuk8
1
サウジとイランの対立など、供給面の動きで語りがちな原油価格の動きを、前提だった新興国の需要が景気後退で伸び悩んでいることや、先進国の金融緩和政策を絡めて複眼的に解説してくれる。難しい部分は正直、難しかったけれど……。難しいといえば、対象がナマモノだけに出版も急いだんだろうけれど、最近原油価格、再びちょっと上がり始めているんだよな……。2016/05/23
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