内容説明
見渡す限り桜満開の美しい情景が続く霊園――。志賀直哉の末娘の死を描いた「花がたみ」。旅の帰路に会った見知らぬ男性との、一瞬の邂逅を描く「鮨」。夏目漱石・内田百間の衣鉢を継ぐ「贋々作『猫』」……。詩情と諧謔に満ちた短篇小説の名品や、馥郁たる日本語の粋を尽した随筆類と共に、吉行淳之介・遠藤周作を偲ぶ座談会などを収録。70年近い著者の文筆生活を締め括る、最後の一冊。※新潮文庫に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nstnykk9814
12
今年8月に94歳で亡くなった作家で元海軍大尉、というより、阿川佐和子の父と言った方が通りがいい。自分もこの人の書いたものを読むのは初めてだった。「文筆生活を締め括る最後の一冊」の帯に引かれ、久しぶりに書店で買った新刊の文庫本。前半の随筆は読みにくかったが、最後の方の対談はそれなりに面白かった。2015/10/21
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
8
遅れ馳せながらの追悼。私の海軍の知識はこの方の作品からだった。大事な人がまた去られた。お人柄がわかる一冊。もっと書店に阿川先生の作品置いてね。2016/01/08
hitsuji023
5
晩年にかかれた本で同年代の作家が自分より先に亡くなっていく心境が綴られている。坦々としていて、それでいて著者のこれまでの体験や心情が感じられた。2016/07/31
S‐tora
3
◎ 阿川佐和子のお父さんこと、阿川弘之の最後のエッセイ集。 同時代を生きた文豪や作家仲間との思い出話が面白い。 エッセイで紹介されている本を読んでみようと思った。2016/08/21
tom1969
3
「"日本だけよければよい"という思想が明治人が命をかけてつくった国家をたった20年でつぶした」(雪の進軍)。今思うのは現在の日本が進むべき道はどこなのか?流れに任せて良いのか考える。本書は全体的に回顧録が主より淡々と読ませて頂いた。(ちなみに、「鮨」は自身2回目の読みだった事に途中で気づく)2015/09/30
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