きみは特別じゃない

著者名：デビッド・マカルー・ジュニア/大西央士

ダイヤモンド社（2016/02発売）

• ISBN：9784478023716

内容説明

「山に登るのは世の中を見渡すためであって、世の中に見てもらうためじゃない」――他者からの評価ばかり気にする生徒たちに、本当に自分にとって大切なことをせよ、人生に不可欠な栄養分として本を読め、他者のために自分にしかできない生き方をせよと説き、世界中に感動を広げたスピーチが１冊の本になった！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[塩きゃらめる]

【図書館】

2020/10/06

[ががが]

なんともすがすがしい。アメリカのハイスクール教師が卒業で披露したスピーチを基に書かれた人生論。これから社会へと突き進んでいく教え子たちに対する熱くて暖かい言葉の数々。この社会で生きるということを懸命に説く姿が浮かび上がってくる。著者の大学での専攻が英文学というだけあって参考図書への言及も多くとてもためになる。高校の卒業文集を読み返している気分。あれから時がたった今ではここに書いてあることをちょっと割り引いてしまうところもあるけど、昔懐かしい青春の志の香りを思い出させてくるような一冊だった。

2016/12/20

[よこ]

充足感。君はどうするか、そんな問いかけの本だった。

2018/02/24

[のぞみ]

ファインマンの本を読んでいた時と同じことを思った。

2016/06/12

[ずー]

高校までの、ともすれば陥りがちな、与えられた課題をこなして点数を稼ぐ勉強と、真に自分の糧になる学びとのギャップについて書いており、本当に若者を導くことができる教育って何なんだろう、と思った。アメリカでも、日本同様自分から学びとる姿勢を元から持っている10代の学生は少ないのが意外であった。また、受験のためにその本質は置いておいて、とりあえず必死に社会貢献活動やらで箔をつけるのは日本の就活と通じるものがあった。

2017/01/26