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内容説明
ミステリアスなボクサー、その名は礼桂(レゲ)。年齢とプライバシーは定かではない。戦績は32戦12勝20敗、12勝はすべてKO勝ち、20敗もすべてKO負け。全日本ライト級の三位から十位を上下。だが彼のエキサイティングなパンチは熱狂的人気に包まれ、ボクシングフリークたちは彼を「負け星のメイン・イベンター」と呼んだ。あまりにも神秘的な氷の炎が燃えさかろうとしている―――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文也
2
読んだのは文庫版なんだけど、この表紙がカッコよすぎなのでこちらをw いやあ、ポスターで欲しいくらいだ。内容は表紙に負けず劣らずで、ハードボイルドな雰囲気で話が進む。「礼拝(レゲ)」という名前、リングネームの「REGGAE(レゲエ=ボロ布)」、「茨の冠を被せられた男」に似た容貌……。他様々なエピソードで、主人公はこれでもかってくらい神秘的な存在として描かれていて、その主人公に裏社会の大物や国民的英雄の世界チャンプも魅せられていきます。合間に入るナレーションがまた渋い。2016/06/08
Dr.Feelgood
1
奴らは すべてのラスタマンを 殺せはしない----2018/06/17
G2
1
ごっつい重厚なマンガ。今のマンガが相対的に軽く見えてきてしまう。2016/10/06
龍國竣/リュウゴク
1
狩撫麻礼作。アルコール中毒の“狂人”のボクサーが、海を渡り金と女に絡まれながらチャンピオンになる。このストーリーをよく全九話にまとめたと感心する。「奇跡…!? 両者は男性原理を全うし、悔いなき刹那を共有した―」クライマックスの言葉がすばらしい。2013/10/17
hirokazu
0
2017年2月12日。起きてネットを見ると谷口ジロー氏の訃報が・・・。氏との出会いは、1980~81年のこの作品(原作:狩撫麻礼)。主人公のボクサー、礼桂(レゲ)のセリフは全編で二言だけ。15歳のガキはそのカッコよさにしびれたもんです。最終話でのプロモーター、ダンジェロとの会話。「私は・・・・・・いいサイドマンだったろうか? 君にとって・・・・・・」「俺は・・・・・・いいボクサーだったか・・・・・・?」「唯一無二の(ワン・アンド・オンリー)。」・・・唯一無二の漫画家に、謹んで哀悼の意を表します。2017/02/12