角川文庫<br> セカンドライフ

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角川文庫
セカンドライフ

  • 著者名:藤田宜永【著者】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • KADOKAWA(2016/03発売)
  • 梅花ほころぶ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/9)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041623060

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内容説明

リストラされ、女房にも逃げられた57歳の上條。さえない毎日を送っていたが、大学時代の同人誌仲間で出版社に勤める旧友から官能小説を書くことを勧められる。題材を探しに隅田川沿いを散策していると、橋に佇む女がひとり。肉感的な姿に惹かれ、彼女の後をついて行きながら、久しく忘れていた若い頃の熱情が呼び醒まされるのを感じる。東京下町で繰り広げられる大人の恋愛模様。不器用な男の仕事と恋の冒険。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロマンチッカーnao

11
主人公と同世代の50代半ばです。失業も同じ年頃で経験しました。その経験からすると、同世代の男の夢物語です。失業者だけどお金に困っているようには見えないし、なぜか、女性にモテる。大学時代に同人誌を書いていた出版社勤務の友人に官能小説を書かないかと、もち書けられ書いている。こんな都合のいい話は無いけれど、いくつになっても夢物語って必要だと思うので、こういう小説もありかなと思いながら読みました。2024/08/21

よっしー

6
★3 リストラ、離婚した後に、こんなに上手く若い女性と、思ってしまう。だが、男はいくつになっても都合よく夢見がちなんだろうな。2016/08/26

ジュール

5
途中で再読に気づく。 リストラされ、離婚されたさえない60前の主人公が向島の狭いマンションに移り住む。 大学の友人の勧めでポルノ小説を書き始める。 ただしょぼくれた中年好みの美女とねんごろになったり、あこがれの女性と親密になったり。 幸せを売る男といっても、都合よすぎないか?2017/08/22

ja^2

3
小説家の三田誠広によれば、近代小説はリアリティに支えられているというのが基本らしい。現実にありそうな話でないと夢物語やおとぎ話と変わらないとも。▼その意味において、これはいくらなんでも人物の設定にリアリティがなさすぎる。主人公の真二郎は言うまでもないが、私が特に指摘したいのは佐弥香のそれだ。安直すぎる。この年頃の女はもっとリアリストだ。▼さらに気に入らないのはラストだ。こんなにあっさりと割り切れるものではあるまい。真二郎の年ならなおのこと、そこを描いてこそ、リアリティが出るはずなのに。まあ夢物語の類だ。2016/06/24

サリさん

2
リストラ後のサクセスストーリーいい性格で羨ましいって思う。2016/09/04

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