内容説明
妻と娘を喪ったことで、いつも自殺のことばかり考えている宗太。なにを食べても吐いてしまうため、コーヒーとポカリしか口にしない生活を送っていて、餓死まであとわずか……といったある日、アメリカに住んでいる姉と、その娘が突然、自宅を訪れる。 彼女たちの心配をよそに、精神的に立ち直る気配をまったく見せない宗太だったが、無邪気にはしゃぐ五歳の姪ジルの驚くべき秘密を知ることで、生活が一変する――。 人生は、やがて儚く消えてしまうもの。しかし、そこには、かけがえのない希望が満ちあふれている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
38
この作家さんは、ライトノベルにとどまらない、ジャンルを超えた活躍ができる方だと思いました。2016/04/17
メルル
23
タイトルと表紙絵を思うと重くて暗い。各章は美味しそうなタイトルがついているけれどそういう感じでは無かった。私には宗太が何を言いたいのかあまり理解できなくて、ただひたすら言葉を捏ね繰り回しているようにしか感じることができない。でも宗太と同じような立場の人なら理解できるのかも。2016/04/25
coco夏ko10角
20
前半は楽しんで読んでたけど、後半は合わなかった。『姪の驚くべき秘密』ってそういうことか…。2016/06/02
りょうじ
18
私はこの作品好きです。現実的であり非現実的な世界観。ストーリーも良い作品で読みやすかったです。2016/04/13
詠
10
雰囲気は好き。だけど、私には合わなかった。面白いとは思うけど、読みにくい。話が置いてぼり感が半端なかった。2016/08/26
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