内容説明
魔女の正体を薬草という観点から解き明かす!
2006年発売より好評を得ていた「魔女の薬草箱」が、熱い要望にお答えしてついに電子化!
魔女の正体を探る上で重要な数十種類の薬草を取り上げ、それぞれにまつわる魔女のエピソードを紹介します。
魔法薬のレシピ/魔女狩り/キリスト教と魔女の関係など今まで表に出ることのなかった秘密が明らかに。
『ゲゲゲの鬼太郎』の生みの親、漫画家水木しげるも推薦の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
70
魔女の作った空飛ぶ軟膏の妖しげなレシピから始まり、ドキドキ読みました。トリカブトなどの明らかな毒草や、ケシ、大麻など麻薬類以外にも園芸植物として身近なエンジェルストランペットやクリスマスローズも登場し、その歴史を知ることができて面白かったです。現代でも作りやすそうな媚薬が紹介されているのは遊び心を感じて楽しいです。ドイツでハーブがよく使われているのは知っていたけど(授乳中にドイツのハーブティーを飲んでいた)こうして魔女と「賢い女」の歴史を系統だてて読めてよかったです。2019/07/31
田氏
25
なぜ山と渓谷社から魔女の本が?と思ったが、そこはやはりヤマケイ、これは魔女にまつわる歴史と文化からみた植物図鑑のような本である。登場する植物は、魔女といえば、のヒヨスにベラドンナ、ケシ、マンドラゴラ…。いかにもな毒草ばかりでなく、ウイキョウ(フェンネル)やセイヨウノコギリソウ(ヤロウ)にコリアンダーなど、おなじみのハーブも登場する。それにしても林でよく見かけるクルマバソウがクマリンを含むとは。桜餅のあの香りがするのだろうか。こんど嗅いでみよう。えーと、魔女。魔女ね。それよりも香草に興味を引かれてしまって。2019/09/03
Rie
20
知ってる草花や薬剤名。薬草って短かなものだったのね。薬にもなり毒にもなる。発見して利用して今にも繋がるもの…。空飛ぶ魔女の軟膏から始まった魔女レシピ。媚薬がほしい。なぁんてね。2015/06/13
はる
18
図書館本。山の中の育ちなもので、子どものころの傷薬はヨモギだったのを思い出した。ウルシには近づかぬように。虫に刺されたらドクダミを。ドクゼリは摘まぬように。スイセンには気をつけよ!と結構誰彼となく教えてくれたものだった。ついでに、食べられそうな木の実は食べてみるという悪い癖もついて今に至る。魔女にはなってない。ただの食いしん坊だ。独逸の魔女の薬草の本。図版がたくさんあって◎2016/06/05
tario
16
案外薬草は身近なものだしそれを扱っていた魔女もそうなのかなあと。夢が壊れる感じもあるけど空飛ぶ魔法の正体が軟膏にあったのは驚きだし読めてよかった。2015/07/09
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