内容説明
10代のあたしたちの恋は、とっても甘くて、ほろ苦い。
チョコレート味のキスは、甘いだけじゃなかった――。
付き合っている彼氏のキス現場を目撃してしまった女の子の葛藤、告げることなく終わった友だちへの恋、定時制の生徒との顔の見えない交流、卒業間近の仲良しカップルの不安……。同じ高校に通う女の子たちの恋模様を「お菓子」をテーマに描いた、とっても甘くて、ほろ苦い、8つの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tsumugi.G
3
まず、携帯小説特有の書き手の幼さや不完全さが全くないのが凄いなって思った。あと、どれも、きゅんきゅんするのやちょっと切ないのや、甘いだけじゃないけど甘要素が強めの名前通りお菓子みたいな話ですごく良かった。しっとりしてて嫌味のない綺麗さもあって、こういうミニドラマあったらいいのにってレベル。本一冊読んで話違いで登場人物同士の関係がだんだん分かる感じも好き。居眠りキャンディと君からの柿ピーがお気に入り。2016/02/11
なつき
0
小説『ペパーミントホイップ』読了。それぞれお菓子をテーマとしたオムニバス。ちゃんと甘いのに、ときおり刺さる感情がリアルすぎてびっくりした。不意打ちだった。高校生のときのリアルってこうだったよねとひさしぶりに痛みさえ感じる。「放課後のポテチ」は元文芸部部長としてもとくに、刺さった。2017/03/02
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