内容説明
【食べる、買う、観る……とっておきの京都、50選】せっかく京都を訪れるならば、旅を最大限に楽しみ、このまちの深みに触れたい。それには、一体どのくらいのお金が必要なのか? 本書では、京都を知り尽くした著者が、真に価値ある50の「もの」や「体験」の値段を紹介する。その中で浮き彫りになるのは、京都というまちの奥深い魅力だ。京都旅をしあわせなものにしてくれるガイドブックとして、本当の京都を知るためのエッセイとして、必携の一冊。【内容例】◎「長久堂」の桜干菓子 60円◎「知恩院」の七不思議 400円◎「末廣」の蒸し寿司 1,600円◎「竹又 中川竹材店」の竹細工体験 3,500円 他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
63
観光都市故かその積み重ねられた歴史故か、京都には珍しい土産物や一風変わった食事が多い。本書は京都出身の著者が値段と共にそれらを紹介した一冊。読んでいると京都にはまだまだ知らない名品が多いなと感じる。買った事のあるのは阿闍梨餅や黒七味等一部だけだし。他にもお菓子類の意外と安いなと感じる物や、「辻留」の弁当や「なかひがし」の昼食等やはりそれくらいはするな、と感じるものも。京都に旅行に行くにあたっても予算は誰しも考えると思うので、そういう意味で格好のガイドブック、土産物案内になると思います。また買ってこよう。2024/01/28
フリージア
29
生粋の京都人という著者が、京都の食べる買う観るを紹介してくれます。例えばしば漬けの「野呂本店」、「丹治蓮生堂」の和ろうそく、「市原平兵衛商店」の盛り付け箸、「粟餅所 澤屋」の粟餅等々。もしまた京都に行った時には寄ってみたくなります。時間がある京都旅行の重宝なガイドブックです。2021/10/25
たいぱぱ
13
前から食べてみたかった〈はふう〉のビーフカツサンド。1900円とありましたが、こんな値段だったかな?4000円くらいしたような・・・。兎に角食べてみたいです。2016/01/29
けせら
7
京都のもろもろ(食、文化など)をお値段も合わせて紹介する本。旅行に行けない昨今だけど、これを見てほっこりし、いつか訪れて「あ、これか」と、ここで紹介された諸々を見て回りたいわ。2021/02/13
田中峰和
4
地産地消を徹底している名店は京都にも多いが、ここで紹介される阿闍梨餅はその典型。昨年の天候不順で丹波大納言小豆が不作で、減産したため売り切れお詫びのニュースが出ていた。北海道小豆も台風の影響で凶作となって、仕入れができないとしても中国産で誤魔化すことも可能だろうが、道義的に許されない老舗の誇り。豚肉文化の東京に対し、京都は牛肉文化。まい泉のヒレカツサンドはとんかつだが、はふうのカツサンドはビフカツ。1800円のカツサンドと2800円のステーキ丼は気軽なランチではない。100円の阿闍梨餅は貧乏人の味方かも。2017/04/17