NOVEL 0<br> ブックマートの金狼

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NOVEL 0
ブックマートの金狼

  • ISBN:9784042560104

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内容説明

東京・新宿のど真ん中に位置する『くじら堂書店』店長を務める男・宮内直人はかつて伝説的チームを率い、裏社会にまで名を轟かせた元トラブルシューターだった。そんな彼の元に、久々の《トラブル》が舞い込み……?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

70
元裏社会のトラブルシューターで、現在は本屋の店長をやっている主人公がアイドルに纏わるゴタゴタに巻き込まれるハードボイルドな物語。安心安定のクオリティ。これまでの作品とは違い、血なまぐさくバイオレンスな展開にはハラハラドキドキさせられた。主人公も渋カッコいい。元トラブルシューターとしての裏の顔と普段の店長としてのギャップがとても良いですね。喧嘩に強いとか作者さんの書く主人公としては初めてじゃないでしょうか。吉村さんも可愛かったし、今後はヤンデレアイドルとの複雑な恋模様とかも楽しめそう。次巻も期待してます。2016/02/18

水無月冬弥

65
杉井光先生(@hikarus225)の #ラノベ これはいいハードボイルドだった。いろいろ愚痴をいいつつ、それを「しかたがない。自分が招いたことだ」といいきるのは、完全なるハードボイルドの血統ですね。血なまぐさい男の話ですが、その中でアクセントをつける吉村さんがいいですね。ヤンデレ少女に負けないでほしい2016/02/17

よっち

61
新宿『くじら堂書店』店長・宮内の元にアイドルの桃坂琴美が現れ、元トラブルシューターだった彼にストーカー解決の依頼を持ちかける物語。バイトにも舐められ仕事に対して思うことはあっても、自らが書店人であることに生き甲斐を感じている宮内ですが、一方で困った人のために奔走する姿もまた彼らしさなんですよね。宮内も頭が上がらない店員吉村さんや意外な一面も見せた琴美、そしてかつての仲間たちも魅力的な存在で、レーベルの路線に沿いながらも著者さんらしさがよく出ていた作品でした。まだまだいろいろ書けそうですし続編にも期待です。2016/02/15

Yobata

48
「くじら堂書店」の店長を務める平凡な筈の宮内直人の元にアイドルの桃坂琴美が現れ、ある依頼をしてくる。実は直人はかつて裏社会に名を轟かせた元トラブルシューターだった。引退した身だと最初は断るも琴美の事情を知り、乗り出すことに…。新創刊の杉井さんのハードボイルドもの。こういう若いヤクザが絡む推理系を書かせたら、やはり安定して面白いね。元トラブルシューターの書店員店長が解決に挑む話で、店長としては童顔もあって威厳なしだけど,トラブルシューターとしてはまさに狼のごとく目敏く,そして牙を振るう。そのギャップが→2016/02/14

瀧ながれ

42
本屋の店長がハードボイルド。のっけから「ハリー・ポッター」の売り逃し在庫とか、同業者として胸に刺さりすぎて息も絶え絶えになりましたが、おかげで目をそらせない作品でありました。棚が活きてる感じでいいお店だなあ「くじら堂書店」、バイトしたいや。…いや、そういうハナシではなく(笑)。主人公が若いときにやんちゃしてた仲間が、おいしい脇役になってて魅力的でした。とくにレイジさんがカッコイーコワイー! とてもおもしろかったですが、宮内店長の身心の健康のためには、続編はないほうがいいのかしらね。2016/03/02

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