だいわ文庫<br> 一冊でまるごとわかるギリシア神話

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だいわ文庫
一冊でまるごとわかるギリシア神話

  • 著者名:吉田敦彦
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 特価 ¥415(本体¥378)
  • 大和書房(2016/02発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479304456

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内容説明

世界中の思想、芸術、文芸に多大の影響を及ぼしている「ギリシア神話」。
*“やりたい放題に”女神たちに手を出すゼウス
*男に抱かれるのを嫌がって「月桂樹」になったニンフ
*五十人の子の父となった英雄ヘラクレスと「十二の難業」
*スピンクスの謎とオイディプス王の悲劇
*争いの女神エリスによって引き起こされた「パリスの審判」
*トロヤ戦争と英雄たちの時代の終わり
…美しく壮大なギリシア神話を代表する神々の顔ぶれと系譜、世界中で語り継がれる多彩豊富な物語の数々を、わかりやすく解説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

82
読み終えた後に帯に90分で全部読める!とあり、確かにあっという間に読めました。ゼウスとオリュンポスの神々からオイディプス、トロヤ戦争まで、8章101項にまとめられていて神や人名は太字で読みやすい。「愛人に裏切られたアポロンと医術の神アスクレピオス」や「悲しい結末で終わったヒュアキントスとの同性愛」「男に抱かれるのを嫌って月桂樹になったニンフ」「死をもたらす矢を射る処女神アルテミス」「混沌を現出するディオニュソス、秩序を求めるアポロン」「世界一の美女を選ぶパリスの審判」でヘラとアテナを選ばないなんて!こわ!2021/09/18

井月 奎(いづき けい)

27
ギリシャ神話の便利なダイジェスト版です。駆け足で、矢継早にこの長大な物語の要約を見ていると、人々がなぜ物語を、神話を必要とするのかが少し垣間見えます。耐え難いほどの悲劇にみまわれたとき、不可能なことをやり遂げなければいけないときにこそ人の本質が現れます。そして人生は賭け事やクイズではなく勝てばいいのではないのです。どういう思考をもち、どういう行動をしたか、それがその人の命の色合いになるのです。涙の意味を泣くことなく、死の意味を死ぬことなく考えさせてくれるのが物語であり神話なのです。2016/04/01

nico

22
ほぼ知識なしの状態で読みました。系譜やゼウスの子ども一覧など、まとめてあるのがありがたい!ほどよいイラスト、時には美術品の写真もあるのがよかった。…が、それでも途中からは誰が誰だか大混乱(^^;)登場人物多すぎだし、神様なんでもアリだし(笑)途中からはほぼ流し読みで終わらせてしまいました!←2018/01/08

わたなべよしお

19
 確かに、さっくりとほぼほぼ丸ごとギリシア神話が分かります。軽く読むにはいい本ですね。とても分かりやすいし。筆者の吉田敦彦さんは偶然にも先日読んだ「すごい神話ー現代人のための神話学53講」の沖田瑞穂さんの先生だったようです。神話学って学習院大学で盛んなんだろうか?2023/07/31

ヨクト

17
ギリシャ神話について知りたいけどどこから手をつけてよいかわからない人向け。ギリシャ神話のトピックのみをコンパクトにまとめた一冊。ゼウスをはじめ、どの神も性欲の神かってくらい交わり、そして系譜が複雑に。そして神とは言い難いほど、嫉妬や欲情、憎悪、差別にまみれた物語。それが逆に彼らを魅力的にしているのかも。盗みと嘘の神ヘルメスが1番まともなのではないかと思ってしまう。2016/06/08

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