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内容説明
2012年1月に流通10周年を迎える欧州の共通通貨ユーロ。ギリシャに端を発し、スペイン、ポルトガルなど各国に飛び火した財政危機の深層を朝日新聞ロンドン特派員がルポ。高福祉社会という理想の崩壊を生活者の目線から描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fritzng4
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連日報道されるユーロ危機。一年前の本ではあるが、各国ごとの発端や状況が整理され理解がしやすい。しかし、ギリシャのやってきたことはひどい。あとがきにある「我々(日本人)はギリシャ人であり、同時にドイツ人でもあるのだ」という一文の意味は大きい。2012/07/29
Hideo Tsubaki
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構成の上手さが際立つ良書。一国ずつ順を追って説明してくれていたので、頭の中で国ごとにある背景を整理し、問題と可能性の両方を検討しながら読み進めることができた。民間の運動から地方の政治、一人物の講演に至るまで幅広く扱っているのにスマートにまとまっていると思います。おすすめです。2011/12/06
やいとや
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「欧州連合は、かつてのソ連に近づいている。もう機能しなくなっている。欧州連合の終わりが、いまここから始まるんだ。」2011/10/29
ホン
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イソップの「アリとキリギリス」 アリ国家もあればキリギリス国家もある 摩擦生じれば しがらみも発生する。個人間もアリもいればキリギリスもいる でも世の中うまくいってる。ただ国家と個人では やはり大きなズレを感じさせる。 「努力した国が努力しない国の世話を何でしなくちゃいけないのか」 ドイツ人の気持ちもよくわかるのだが…ユーロ圏では むつかしいようだ。2011/09/16