角川文庫<br> 検疫官 ウイルスを水際で食い止める女医の物語

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角川文庫
検疫官 ウイルスを水際で食い止める女医の物語

  • 著者名:小林照幸【著者】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • KADOKAWA(2016/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043943234

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内容説明

新型インフルエンザ対策の第一人者・岩崎惠美子。その最前線の攻防を描いた本格医学ノンフィクション! 日本人で初めてエボラ出血熱を間近で治療した惠美子。50歳を過ぎて熱帯医学を志し、安穏な医師生活を捨て去ってウガンダやインド、タイ、パラグアイなどで現場治療にあたる。日本検疫史上初の女性検疫所長とまでなった彼女は、生物・化学テロ、感染症、ウイルスの脅威から日本を守ってきた。その活躍を大宅賞作家が描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sasha

9
女性初の検疫所長となった岩崎恵美子氏の活動を追ったノンフィクション。実際に症状を知らなければ的確か診断が出来ないからと、感染症が蔓延している地域に足を運び「日本でこれが起きたら感染を最小限に留めるにはどうしたらいいか」を模索する。向上心・研究心を失わずにいるパワフルな人である。尚、彼女が進むべき道を選択する際に多大な影響を与えたポーランド系アメリカ人医師の「その後」が気になる。2019/05/01

てくてく

6
50歳を超えて耳鼻科から感染症対策に転身した岩崎恵美子氏の伝記。人が感染症を拡大する、短期旅行であればこそ潜伏期に帰国して発症してしまうこと、除染作業の実際など、時期的にも興味深い内容だった。ただ、どうも書き手の文章があわないみたいで、いつも以上に読了までに時間がかかった。2020/04/03

takao

3
ふむ2024/03/05

うたまる

2
感染症の専門家、岩崎恵美子と検疫についてのノンフィクション。アウトブレイクすれば甚大な被害が生じる感染症リスクが、人間の行動範囲が拡大した20世紀以降急速に高まっているという。それを未然に防ぐのが検疫所の仕事なんだけど、脱力なのは行政や医師が頑張っているのを「何から何まで準備して(中略)神経質すぎる」「何も起こらなかったじゃないか」と批判するバカがいるってこと。安保法や共謀罪と同じで、被害が出てからでは遅いのにね。実際、オウム事件以降世界の信用を失した日本は、研究試料も調達できないオコチャマ扱いだとさ。2017/07/15

jdrtn640

2
情熱大陸とかプロフェッショナル仕事の流儀っぽい感じ。自分の誕生日(7/14)が検疫記念日だったとは初耳でした。2011/02/11

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