内容説明
この世界は苦しみに満ちています。夢をかなえるためには何度も挫折しなければなりません。それどころか、挫折を繰り返した末に敗北することもあります。それでも、この本に登場する主人公たちは、家族や愛する人との絆によって、もう一度立ち上がり、一歩ずつ前に向かいます。この「挫折再生型」の物語こそが、この苦しみに満ちた世界で「生きる力」になるものです。――そう語る現役の住職自身が『PHP』誌で大好評連載中の読み切り短編小説から、感涙必至の15編を選りすぐって一冊にまとめました。老若男女すべての方に読んでいただくため、簡潔でわかりやすい表現を用いて綴られた珠玉の物語。思う存分、涙してください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
20
☆☆★ うーん、フィクションだとわかってるのと、まるであらすじのようなスカスカな文章内容もあって、心に響いてこなかった。図書館で「読書セラピー」ということで中身が伏せられたまま借りたのでどんな本かと楽しみにしていたが、正直ハズレだった。2019/02/07
こうちゃ
19
☆3 ”現役住職が書いた涙があふれて止まらないお話”と帯にあったので勝手にノンフィクションなのかと思って読んだらフィクションだった。第1章・奇跡が身近になるお話。第2章・未来に希望が湧いてくるお話。第3章・誰かを愛したくなるお話。第4章・憎しみ妬みが消えていくお話。10分で読めるという15の物語。今の私には何だかきれいに収まりすぎて涙がこぼれることはなかった。2016/07/19
座敷童
12
Kindle本。 一気に読んでしまったのは、それだけ読みやすかったから。 ただ、今ひとつ響いてくるものはなかったかなぁ…。 それがちょっと残念。2021/12/31
のんタコス
9
空いた時間にサクッと読める短編集。 うーーん。たまにウルっとはしたけど、題名にあるような『拭いても拭いても涙がこぼれる』事は無かった そして、フィクションだったと読了後に知る( ̄◇ ̄;) 格闘家の話しでは、試合の描写が他の話に比べてとても詳細に書かれていた印象がある。 作者は格闘技好きなのかな? 2018/11/08
万次郎
4
15の短編集で、1話は10分程度で読める。「簡潔で分かり易い表現を心掛けた」と前置きに書かれていた通り、読み易い。しかし、ストーリーがアッサリ過ぎて、淡々と進むだけで、深みがない。そのため、感情移入することができず、涙がこぼれる様な感動はなかった。2020/07/19