内容説明
神出鬼没、正体不明。とびきり強くて色っぽい奥山右京之介がお江戸に帰ってきた! ある夜、土手で大立ち回りをする黒づくめの美貌の女を捕えた右京之介は、極秘裏に吉原の遊郭に閉じ込める。実はこの女、婚礼を間近に控え、屋敷から逃げ出してきた竜子姫。武芸も達者で気位の高い姫は精一杯の抵抗を試みるが、右京之介はどこ吹く風。そして、姫の背後に蠢く幕閣の闇を飄々と暴いていく。芥川賞作家の渾身書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
1
若様こと奥山右京之介の破天荒にして破廉恥かつ痛快なキャラクターに魅せられて、これがシリーズ4作目。今回は屋敷を逃げ出した姫君のかどわかしに関わった若様、相変わらず予測不能な言動に思わず吹き出すとこともしばしばです。「人を斬った後の酒は格別だろう」なんてことをしれっと言う若様だが、最後はほろっとさせられて、読み手のこちらも終始若様に翻弄されました。2017/01/14
クー
0
これで完結なのか?弥太が、蕎麦屋を持ててよかった。多美は、一コマしかでない。金さんも、若様の前では、形なし。続けはなさそうで残念2022/03/03
Suzu
0
右京之介助太刀始末シリーズ第4弾。竜子の甘い考えと態度にイライラ。町娘は自由でいい?アンタ何言ってんの?吉原でそんな考えも吹き飛んだようだが。それにしても竜子にまで惚れられたか右京之介。そして次巻に進む。2021/12/06
-
- 洋書電子書籍
-
国際法下の遊牧民の国籍と無国籍性
-
- 電子書籍
- 神々に育てられしもの、最強となる【分冊…
-
- 電子書籍
- 「学歴エリート」は暴走する 「東大話法…
-
- 電子書籍
- 現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェル…